日経平均は大幅続落。前日比422.44円安(-1.07%)の38953.44円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国株式市場は反落。ダウ平均は382.15ドル安の43910.98ドル、ナスダックは17.36ポイント安の19281.40で取引を終了した。過去最高値付近で様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。新たな買い材料なく、さらに、一時的な高値達成感などに利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。その後も、景気見通し改善や利下げ観測の緩和を背景とした長期金利の上昇を警戒し、終日軟調に推移。明日に消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻り鈍く終了。
米国株の反落を受けて、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。トランプ次期政権の人事報道を受けて、貿易摩擦の激化などへの警戒感が高まったことで、日経平均は寄付きから、じりじりと下げ幅を広げ、6日以来の39000円割れとなった。決算内容を材料に値がさ株の東京エレクトロン<8035>が大幅高となったが、自動車株など輸出関連銘柄を中心に売られた。
日経平均採用銘柄では、決算発表を材料に買い優勢でスタートしたソフトバンクG<9984>が、買い一巡後に前日比マイナス圏に沈んだほか、今期業績予想が市場予想を下回ったネクソン<3659>は大幅安で年初来安値を更新。昨日急騰したリクルートHD<6098>も反落となった。このほか、住友鉱山<5713>、日揮HD<1963>、第一三共<4568>、日立<6501>、東京建物<8804>などが下落した。
一方、好業績を受けて東京エレクトロンが大幅高となったほか、上期営業損益が黒字化したシャープ<6753>も買われた。また、古河電工<5801>、フジクラ<5803>など電線株も堅調。アグロカネショウ<4955>へのTOBを発表した出光興産<5019>が買われ、アグロカネショウはストップ高買い気配となった。このほか、レゾナックHD<4004>、リコー<7752>、カシオ<6952>、住友ファーマ<4506>などが買われた。
業種別では、医薬品、その他金融、精密機器、サービス、その他製品などが下げた一方、石油・石炭、倉庫・運輸、水産・農林、空運の4セクターのみ上昇。
為替は1ドル154円後半で推移しているが、引き続き輸出関連銘柄への追い風とはなっていない。後場の東京市場は、トランプ次期政権への警戒を受けて、欧州投資家が参加し始める14時頃に一段安となる可能性もあろう。取引時間中の決算発表銘柄は下記の通り、13時台には、ENEOSホールディングス<5020>、ツガミ<6101>、小田急電鉄<9007>、松井建設<1810>、14時台には、三菱製紙<3864>、石油資源開発<1662>、銭高組<1811>、JPホールディングス<2749>、15時には、フルッタフルッタ<2586>、コメ兵ホールディングス<2780>、楽天G<4755>、三越伊勢丹HD<3099>、ミツバ<7280>、上組<9364>、TOPPANホールディングス<7911>などが予定されている。
日經平均大幅下跌。以38953.44日元(成交量約11億1000萬股)比前一天下跌422.44日元,跌幅爲-1.07%,午盤交易結束。
美國股市12日收跌。道瓊斯指數收跌382.15點,收於43910.98點,納斯達克指數收跌17.36點,收於19281.40點。在歷史最高點附近觀望情緒增強,開盤後波動。沒有新的買入動力,加上暫時的新高點觸及感等利潤回吐賣壓,導致股市下跌。隨後,擔心經濟展望改善和減息預期的緩解推動長期利率上升,市場全天走軟。對明天消費者價格指數(CPI)數據發佈的警惕情緒也成爲拋售動力,市場平淡收盤。
受到美國股市下跌影響,東京市場開盤略顯賣壓。受特朗普執政團隊的人事報道影響,對貿易摩擦加劇等警覺情緒升溫,日經平均從開盤開始逐漸下跌,一直跌破39000日元關口,創下自6日以來的新低。受到業績利好影響,東京電子股票(8035)大幅上漲,但以汽車股等出口相關股票爲主的品種受到拋售。
在日經平均成分股中,受業績發佈的支撐,軟銀G(9984)以買入優勢開盤,但在一輪買盤之後跌入前一天下跌區間,而業績預期低於市場預期的Nexon(3659)大幅下挫,刷新年內最低點。昨日急漲的RecruitHD(6098)也收跌。此外,住友礦山(5713)、日援HD(1963)、第一三共(4568)、日立(6501)、東京建物(8804)等股票走低。
另一方面,受利好業績影響,東京電子大幅上漲,上半年經營收支爲盈利的夏普(6753)也受到追捧。此外,古河電工(5801)、富士電(5803)等電線股也表現堅挺。宣佈對Agrokanesho(4955)進行要約收購的出光興產(5019)備受青睞,Agrokanesho呈現漲停跡象。此外,Resonakh HD(4004)、Ricoh(7752)、Casio(6952)、Sumitomo Pharma(4506)等也獲得買盤。
按行業板塊劃分,醫藥品、其他金融、精密設備、服務、其他產品等下跌,而石油煤炭、倉儲運輸、水產農林、航空運輸等四個板塊上漲。
雖然匯率維持在1美元約154日元的水平,但仍未成爲出口相關股票的順風。東京市場下午可能面臨一波下跌風險,因爲自歐洲投資者參與開始的下午2點左右,可能出現一輪下跌。在交易時間內發佈業績的公司如下,13時台有ENEOS Holdings(5020)、Tsugami(6101)、Odakyu Electric Railway(9007)、Matsui Construction(1810)等,14時台有Mitsubishi Paper(3864)、JXTG Holdings(1662)、Zentsu HighTech(1811)、JP Holdings(2749)等,15時有Flutafullta(2586)、Comedu Holdings(2780)、RakutenG(4755)、Mitsukoshi Isetan HD(3099)、Mutuba(7280)、Kamigumi(9364)、TOPPAN Holdings(7911)等。