11日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが259ドル高、ナスダックは17ポイント高だった。トランプ政権による政策期待の買いが継続した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が追加利下げに含みを持たせたほか、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったことも安心感につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円安の39135円。円相場は1ドル152円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り優勢の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38960円と節目の39000円を下回る場面もみられた。同水準で推移する25日線が支持線として意識されやすいが、決算発表がピークを迎えるなかで、積極的なリバウンド狙いの動きは限られそうである。また、米国では主要3指数がそろって最高値を更新しているが、半導体株の弱い値動きが目立っており、SOX指数は下落している。アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷となる可能性がある。
米国ではトランプ・トレードが継続しているほか、VIX指数は14.94と不安心理が高まった状態を示すとされる20.00を明確に下回っており、リスク選好に向かわせやすい。ただし、半導体株の弱い値動きなどトランプ政権による大幅関税を警戒した動きもみられている。また、日経平均株価は先週末11月のSQでは、SQ値(39901.35円)を捉えることができなかった。まずは下値の堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色は決算を手掛かりとした個別対応になりやすく、8日の取引終了後に決算を発表したところでは、セコム<9735>、オリンパス<7733>、東急<9005>、京急<9006>、三菱マ<5711>、三井金<5706>、東芝テック<6588>、ダイフク<6383>、科研薬<4521>、高砂香料<4914>、アイスタイル<3660>、ips<4390>、日電子<6951>などが注目される。なお、今週も1400社超の企業が決算を発表するが、14日でピークは通過する。その後は機関投資家も動きやすくなり、大きく売られた銘柄などには見直し買いの動きが意識されてきそうだ。
そのほか、本日は特別国会を召集され、内閣総理大臣を指名する選挙が行われる。石破茂首相は決選投票の末、第103代首相に選出される見通しである。石破政権に対する政策期待から、地方創生などのテーマ株への物色もあるだろう。
11日的日本股市在賣壓的開盤後可能會進入僵局狀態。美國市場8日,道瓊斯指數上漲259點,納斯達克上漲17點。受特朗普政府政策預期購買的持續支撐。在聯儲局公開市場委員會(FOMC)會後的記者會上,聯儲局主席鮑威爾暗示可能會進行進一步減息,而密歇根大學消費者信心指數超過預期也帶來了一定的安心感。芝加哥日經225期貨結算價比大阪下跌365日元,報39135日元。美元兌日元匯率在152.70水平徘徊。
日經平均股價可能從傾向賣出的趨勢中開始,並呈現賣方優勢。日經225期貨在夜間交易中一度跌破39000日元大關,至38960日元。25日均線可能被視爲支撐線,但在公佈業績進入高峰期的情況下,積極的反彈行情可能受限。此外,雖然美國主要三大股指均創下歷史新高,但半導體股的疲軟表現明顯,SOX指數下跌。日經指數影響大的股票如日本的艾德測試(6857)、東電機(8035)等可能成爲科技股的重壓。
在美國,特朗普貿易政策持續,恐慌心理較高的VIX指數跌破20.00強烈表明了風險偏好。然而,由於擔心特朗普政府實施的大幅關稅等因素,半導體股等表現疲軟。此外,日經平均股價在上週末未能觸及11月SQ值(39901.35日元)。首先將觀察支撐的強度,並可能採取尋找低點買入的策略。
熱點股往往受到業績的影響,交易結束後公佈業績的公司,如西科姆(9735)、奧林巴斯(7733)、東急(9005)、京急(9006)、三菱重工(5711)、三井金屬(5706)、東芝技術(6588)、達因立庫(6383)、科研藥業(4521)、高砂香料(4914)、艾斯泰爾(3660)、ips(4390)、日電子(6951)等備受關注。此外,本週將有超過1400家公司公佈業績,峯值將出現在第14日。此後,機構投資者可能更容易行動,關注被大幅拋售的股票等潛在的買入機會。
此外,今天特別國會召開,將進行指定內閣總理的選舉。預計石波茂將在決選投票後當選爲第103任首相。基於對石波政府的政策期望,可能會出現對地方振興等主題股的熱捧。