日経平均は反発。前日比133.95円高(+0.34%)の39515.36円(出来高概算12億8000万株)で前場の取引を終えている。
7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は0.59ドル安の43729.34ドル、ナスダックは285.99ポイント高の19269.46で取引を終了した。大統領選挙でのトランプ氏勝利を好感した買いが続いたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り利下げを決定、長期金利の低下に連れナスダックは続伸し連日で過去最高値を更新。相場全体を押し上げたがダウはプラス圏を維持できずまちまちで終了した。
米国株まちまちもナスダックの強い動きを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。朝方に入った11月限オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んだ売買がやや買いに傾いたことなども影響し、日経平均は39818.41円まで上げ幅を広げたが、昨日の高値39884.01円に届かなかったことなどから上げ幅をじりじりと縮小。決算発表銘柄に関心が向かい、前引けにかけては39500円水準でのもみ合いとなった。なお、SQ値は概算39901.35円。
日経平均採用銘柄では、好業績や株主還元策などが材料視されて味の素<2802>が買われて、上場来高値を更新したほか、三菱重<7011>、日本製鋼所<5631>など政策関連銘柄も上昇した。このほか、野村総合研究所<4307>、ZOZO<3092>、富士通<6702>、京成電鉄<9009>、ソフトバンクグループ<9984>などが買われた。
一方、経常利益予想を下方修正した太陽誘電<6976>は急落で年初来安値を更新。また、業績内容や世界の生産能力を2割削減と発表した日産自<7201>が大幅安となったほか、今期業績を減益予想に下方修正した資生堂<4911>も売り優勢。朝方、業績内容を材料に買い優勢となったフジクラ<5803>は買い一巡後に失速し、前日比マイナス圏での推移。このほか、カナデビア<7004>、UBE<4208>、帝人<3401>、マツダ<7261>、トヨタ自<7203>などが売られた。
業種別では、情報・通信、サービス、精密機器、食料品、小売などが上昇した一方、パルプ・紙、輸送用機器、鉱業、ゴム、石油・石炭などが下落した。
為替は1ドル153円台前半で静かな推移。後場の東京市場は、前場以上に決算発表銘柄に関心が向かい、日経平均は方向感に乏しい展開となろう。取引時間中の決算発表銘柄は下記の通り、12時台には、東洋水産<2875>、IIJ<3774>、13時台には、阪和興<8078>、ヤマタネ<9305>、14時台には、森永乳<2264>、板硝子<5202>、15時には、不動テトラ<1813>、宝HD<2531>、宮地エンジ<3431>、SUMCO<3436>、三菱ガス<4182>、関西ペイント<4613>、小林製薬<4967>、大平金<5541>、日製鋼<5631>、三井金<5706>、三菱マ<5711>、東邦チタニウム<5727>、しずおかFG<5831>、クボタ<6326>、オリンパス<7733>、リコー<7752>、アシックス<7936>、ミズノ<8022>、オリックス<8591>、三井不<8801>、住友不<8830>、東急<9005>、テレ朝HD<9409>、ソフトバンク<9434>、藤田観光<9722>などが予定されている。
日經平均指數反彈。收於39515.36日元,上漲133.95日元(+0.34%),成交量約12.8億股。
美股市場於7日表現不一。道瓊斯指數下跌0.59美元至43729.34美元,納斯達克指數上漲285.99點至19269.46點收盤。受歡迎特朗普在總統選舉中取得勝利的買盤繼續推動,同時受到聯儲局公開市場委員會(FOMC)減息預期的買盤支持,開盤後出現走高。聯儲局於FOMC決定按預期減息,隨着長期利率下降,納斯達克持續上揚並刷新歷史最高紀錄。雖然整體市場繼續上漲,但道瓊斯未能保持在正區間,表現各異收盤。
儘管美股表現不一,但受納斯達克強勁走勢影響,東京市場以買盤優勢開盤。早盤進入11月期權特別清算指數SQ計算後的交易略帶偏多,日經平均指數一度上漲至39818.41日元,但未能觸及昨日最高點39884.01日元,隨後漲幅逐漸收窄。市場聚焦業績公佈的個股,午盤前圍繞在39500日元水平震盪。預估的SQ值約39801.35日元。
在日經平均指數成分股中,受良好業績和股東回報計劃等利好消息影響,味之素<2802>走高並刷新歷史最高價,此外,政策相關股如三菱重工<7011>、日本製鋼所<5631>也有所上漲。此外,野村綜合研究所<4307>、Zozo<3092>、富士通<6702>、京成電鐵<9009>、軟銀(adr)<9984>等個股也受到追捧。
然而,下調經常性利潤預測的太陽電池<6976>急劇下跌並刷新年內最低水平。此外,宣佈業績和全球產能削減20%的日產汽車<7201>也大幅下跌,同時,下調本季業績預期的資生堂<4911>呈現賣盤,早盤受到業績消息帶動表現強勢的富士庫拉<5803>在一波買盤後失速,跌入負值區間。此外,卡納迪亞<7004>、UBE<4208>、帝人<3401>、馬自達汽車(adr)<7261>、豐田汽車<7203>等股票屬於拋售對象。
按行業板塊劃分,信息技術、服務、精密設備、食品、零售等行業股票走高,而製漿造紙、運輸設備、礦業、橡膠、石油股、煤等行業股票出現下跌。
匯率在1美元兌換153日元前半區間平靜波動。東京市場的後市交易將進一步關注業績公佈的個股,日經平均指數預計將走勢缺乏明顯方向。業績預計公佈時間如下,12時台:東洋水產<2875>、IIJ<3774>,13時台:阪和興<8078>、山種<9305>,14時台:森永乳業<2264>、板玻璃<5202>,15時:不動tetra<1813>、寶HD<2531>、宮地エンジ<3431>、SUMCO<3436>、三菱氣體<4182>、關西塗裝<4613>、小林製藥<4967>、大平金<5541>、日製鋼<5631>、三井金<5706>、三菱汽<5711>、東邦鈦金<5727>、靜岡FG<5831>、Kubota<6326>、奧林巴斯<7733>、理光<7752>、Asics<7936>、Mizuno<8022>、歐力士<8591>、三井不<8801>、住友不<8830>、東急<9005>、電視朝日HD<9409>、軟銀<9434>、藤田旅遊<9722>等股票將有公佈。