ブロードマインド<7343>は、個人及び法人向けに保険代理店業、住宅ローン代理業、金融商品仲介業、宅地建物取引業に係るソリューションをワンストップで提供するフィナンシャルパートナー事業を展開する。主力商品である生命保険契約にかかる継続手数料(ストック収益)の積み上がりによる安定した収益基盤を構築している。
保険代理店業を出自とし、創業以来金融商品仲介業、貸金業、銀行代理業の各業の登録または認可を取得してきた。保険・証券・住宅ローンの全てで個別に登録・許可を得て仲介できる事業者は国内で14社と貴重な存在となっている(同社調べ)。保険・証券・住宅ローンの各専業仲介業者がメインプレイヤーとなっているものの、家計相談・保障・住宅購入・資産形成等の相談に対し、包括的に応えることができる専門家が不足していると考えられている一般の所得層(世帯所得300万円以上2,000万円未満)の顧客がメインターゲット。業務提携を軸とした集客により、20代から40代のファミリー層に需要のある生命保険契約を中心に顧客を獲得し、ライフステージに応じて他商品の販売を展開している。前期における同社グループの顧客数は118,859世帯、うち新規獲得顧客数は6,519世帯。
2025年3月期第1四半期の売上高は前年同期比42.7%増の1,470百万円、営業利益は同27.5%減の109百万円で着地した。第1四半期の売上高としては過去最高を更新、新規相談受付件数が堅調に推移しているようだ。マクロ経済環境の追い風も受けて資産形成商品の販売が好調で、生保手数料が増収に加えて不動産販売も寄与した。営業利益以下の段階利益に関しては、オフィス移転の影響を中心に減益となっているが、社内計画で一定織り込み済みとなっている。通期の売上高は前期比18.2%増の6,170百万円、営業利益は同13.5%増の820百万円を見込んでいる。今期の年間配当は普通配当ベースで40円増の80円を予想。配当利回りは5%を上回る。
同社は生産性を高める独自のデジタルツール「ブロードトーク」「マネパス」「FP Omusubi」を活用することで、コンサルタントの高い生産性に繋げている。また、優秀な新卒の学生を採用・育成しており、営業採用における新卒比率は90%と一般的な保険代理店とはかなり異なっている。ただ、チームで学び合う・教え合うことで高い定着率を実現して営業社員3年以内離職率は13%と大手国内生保会社の58%と比較すると低い離職率を実現している。
同社は2025 年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画を策定していたが、主力のフィナンシャルパートナー事業の成長を軸に25年3月期の業績目標を1年前倒しで達成することになったため、新たに10カ年の中期経営計画を開示している。2027年3月期に売上高80億円、営業利益率16%、ROE20%を掲げ、2034年3月期に売上高200億円、営業利益率20%超、ROE25~30%を見据えている。まずはコンサルタント数を毎年30名純増させ、教育体制強化による早期戦力化によって新規顧客を獲得していく。また、ライフステージに最適な商品を横断的に提案可能なため、既存顧客のLTV向上も継続的に行っていく。そのほか、FP向け・金融教育・コールセンター関連の各サービス提供や富裕層向けサービスもラインナップに追加して、成長を図っていく。また、25年3月期からの3か年は配当性向100%に変更し、この期間の成長投資に必要な資金は現預金と借入れを中心として創出していくようだ。同社のビジネスモデルは無形資産を中心としているため、基本的にB/S投資を必要とせず、現預金は15億円から20億円を維持しているため、財務健全性を確保したうえで成長投資と株主還元を両立できる。
さらに、生命保険業は成熟産業だが依然として巨大な市場となる。その中でも保険代理店からの加入率は10年前と比べて2倍以上の約15%で、ここから保険代理店業界全体の新契約年換算保険料は約3,200億円程度、同社のシェアは1.4%程度と試算されており、今後の業容拡大によりシェアを伸ばす余地は大きく残されている。また、金融商品仲介業(IFA)業界経由の預かり資産残高は3兆円を超えると試算されているが、同社の推定シェアは現状では1%未満となっており、今後もシェアの拡大は容易に想定できそうだ。各商品の提供に関するライセンスを全て取得している同社は、個別市場の成長を取り込めるため売上高の増加に伴って着実に利益も積み上がっていきそうで、中期経営計画達成に向けて今後の動向には注目しておきたい。
Broadmind <7343> 是一家金融合作夥伴業務公司,爲個人和法人提供涉及保險代理業、住房貸款代理業、金融商品 intermediation 業以及房地產交易業的一站式解決方案。它建立了穩定的收入基礎,主要產品是壽險合同的終身管理費(存貨收益)。
作爲保險代理業的起源,Broadmind <7343> 自創立以來,已取得金融商品 intermediation 業、貸款業、銀行代理業的註冊或許可。在保險、證券、住宅貸款的所有內容中,能夠單獨獲得註冊或許可並進行 intermediation 的公司在國內僅有14家,因此顯得十分珍貴(據該公司調查)。儘管保險、證券、住宅貸款各專業 intermediation 公司成爲主要的參與者,但認爲針對家庭諮詢、保障、購房、資產形成等的綜合回應專家存在不足,這被視爲主要目標客戶,即一般收入階層(家庭收入在300萬日元以上但不超過2,000萬日元)。通過業務合作吸引20至40歲的家庭層客戶,一直以需求旺盛的壽險合同爲主要產品吸引客戶,並根據客戶的生命週期推動其他產品的銷售。上一財政年度,該集團的客戶數量爲118,859個家庭,其中新客戶數量爲6,519個家庭。
2025年3月四半期的營業額爲1,470百萬元,同比增長42.7%,營業利潤爲109百萬元,同比下降27.5%。第一季度的營業額達到歷史最高水平,似乎新詢問接受數量穩步增長。受宏觀經濟環境的推動,資產配置產品銷售表現強勁,壽險費收入增加,房地產銷售也有貢獻。就營業利潤以下的層面利潤而言,由於辦公室搬遷等因素影響,出現下降,但已在內部計劃中考慮到這一變化。全年營收預計將增長18.2%,達到6,170百萬元,營業利潤預計將增長13.5%,達到820百萬元。本財年的年度股息預計將在普通股息基礎上增加40日元,達到80日元。股息收益率超過5%。
通過利用獨特的數字工具「Broadtalk」、「Moneypass」、「FP Omusubi」來提高產品生產率,將顧問的高生產率轉化爲現實。此外,該公司僱傭和培養優秀的新畢業生,銷售聘用的新畢業生比例爲90%,與一般保險代理公司有很大的不同。然而,通過團隊學習和相互教授,實現了高的員工留任率,銷售員工3年內離職率爲13%,遠低於58%的大型國內壽險公司。
Broadmind <7343> 制定了以2025年3月期爲最後一年的3年中期經營計劃,但由於以主要的金融合作夥伴業務爲核心,提前一年實現了25年3月期的績效目標,因此公開了一個新的10年中期經營計劃。2027年3月期銷售額爲80億日元,營業利潤率爲16%,ROE爲20%,預計到2034年3月期,銷售額將達到200億日元,營業利潤率將超過20%,ROE將達到25~30%。首先,通過每年增加30名顧問的計劃,實現早期力量的獲得,並吸引新客戶。此外,由於能夠跨週期提供最適合的產品建議,因此將繼續提升現有客戶的生命週期價值。另外,將擴大服務範圍,包括針對財務規劃師(FP)、金融教育、呼叫中心等的服務,以及新增逐步富裕階層的服務,以實現增長。從25年3月起的三年計劃變爲配當性向100%,而將所需投資增長的資金主要集中在現金存款和借款上。由於該公司的商業模式主要以無形資產爲中心,因此基本上不需要資產負債表投資,保持着15至20億日元的現金存款以確保財務健康,並能夠同時實現成長投資和股東回報。
此外,壽險業雖屬成熟產業,但仍然是一個龐大的市場。其中,保險代理店的加入率是十年前的兩倍以上,約爲15%,因此保險代理店業界的新簽約年換算保費約爲3,200億日元左右,該公司的市場份額約爲1.4%,估計今後擴大業務規模,提升市場份額的空間仍然很大。此外,通過金融商品 intermediation(IFA)途徑的託管資產餘額估計已超過3萬億日元,但該公司的預估份額目前僅爲1%以下,因此未來仍然可以輕鬆預期份額的擴大。該公司已獲得各種產品提供許可,可以吸收個別市場的增長,從而穩步提升銷售額和利潤累積,因此需要密切關注未來動向以實現中期經營計劃。