光フードサービス<138A>は、焼きとん「大黒」・立呑み「魚椿」のほか、横浜家系ラーメンの金山家、焼肉まるい精肉店も運営している。
2008年名古屋市に立呑み焼きとん大黒(住吉店)を開店したのが始まりで、現在は、名古屋を本拠地として10坪の小箱を上手く活用した席数を限定しない立呑み店をメインに運営している。2024年11月期第3四半期時点の店舗数は60店舗で、(1)大黒が45店舗(直営店舗数24/業務委託店舗数6/FC店舗数15)、(2)魚椿が11店舗(直営9/業務委託2)、(3)金山家が3店舗(直営2/業務委託1)、(4)焼肉まるい精肉店(直営1)となっている。また、2024年11月期第3四半期時点の売上高内訳は、直営店94.4%、業務委託店4.1%、FC店0.8%、その他0.7%。ターゲット層は30代~50代で8割以上、常連客数は484人、既存店売上高は前年同期比で8.5%増、直営店店舗数は36店舗で推移。
2024年11月期第3四半期累計の売上高は前年同期比17.0%増の1,918百万円、営業利益は同5.6%減の176百万円で着地した。売上高は第3四半期として過去最高を更新となったが、新規出店2店舗及びリニューアル1店舗が重なったことにより営業減益となった。併せて、通期業績予想の下方修正を発表しており、通期の売上高は前期比13.9%増の2,533百万円、営業利益は同22.9%減の202百万円を見込んでいる。出店計画の遅れ及び新規出店店舗の立上がりの遅れのほか、1棟の建物に出店している3店舗の退店が重しとなった。ただ、今期の新規出店計画を7店舗から10店舗へ変更しており、当初の新規出店計画は計画どおり遂行している一方で、好立地・好条件の物件が見つかったため積極的に新規出店を行っており、これに伴う初期費用及び採用教育費等も計上されたようだ。
同社の「立ち飲み不毛の地」と呼ばれる名古屋で店舗拡大を続けてきた実力は一目置かれている。専門業態の小箱出店で事業を展開しているため競合が上場企業には存在せず、同業他社が狙わない小さな物件を取得してエリアのスキマを埋めるドミナント出店を進め、高いい営業利益率を実現できている。地元の個人店が一部競合となりえるが、エリアによる求人募集で採用効率が高く、仕入れの効率化もできるため規模がかなり異なる。また、再来店・はしご戦略によって、立呑み×小箱業態を活かしたサービスや再来店を促進する各施策により常連顧客を増やすことに長けている。スタッフや店舗のファンから会社全体のファンとなってもらい全社総来店回数の増加を目指すなかで、既存店の売上高は継続的に成長しており、開店後の経過年数が長い店舗においても継続的な成長を実現できている。
今後は、前期比1.1倍のペースでの新規出店を基本方針として店舗数の拡大を図っていく。既存店の持続的な成長と新規出店拡大の積み重ねで2038年には店舗数600店舗を目指すようだ。ただ、1日の乗降者数16万人以上の駅周辺をターゲットに全国的にエリア展開を行うようで、好条件・好立地の物件が見つかれば積極的に出店を行う方針。そのほか、株主の皆様への利益還元は重要な経営課題として認識しており、24年11月期の期末配当は1株当たり20円の普通配当と、1株当たり20円の記念配当の合計40円となる予定。総じて、店舗数の拡大による底堅い成長に注目しておきたい。
光餐飲 <138A> 目前經營的不僅有烤豬肉店「大黑」和立酒店「魚椿」,還有橫濱家系拉麪的金山家,以及燒烤店丸井肉店。
2008年在名古屋市開設了立酒店烤豬肉大黑(住吉店),如今以名古屋爲總部,巧妙利用不足10坪的小箱空間,主要經營無座位限制的立酒店。截至2024年11月第3季度,店鋪數量爲60家,其中(1)大黑擁有45家店鋪(直營店24家/業務委託店6家/連鎖店15家),(2)魚椿有11家店鋪(直營9家/業務委託2家),(3)金山家有3家店鋪(直營2家/業務委託1家),(4)丸井肉店(直營1家)。此外,2024年11月第3季度營業收入分佈爲,直營店94.4%,業務委託店4.1%,連鎖店0.8%,其他0.7%。目標群體爲30至50歲的80%以上,常客數爲484人,既存店鋪營業收入同比增長8.5%,直營店鋪數量爲36家。
2024年11月第3季度累計營業收入同比增長17.0%,達到1,918百萬日元,營業利潤同比減少5.6%,達到176百萬日元。營業收入創下歷史新高,但由於新開店2家和翻新店1家疊加,導致營業利潤下降。同時宣佈下調全年業績預期,全年營業收入預計將同比增長13.9%,達到2,533百萬日元,營業利潤預計將同比減少22.9%,達到202百萬日元。新店開業計劃延遲,新店開業受阻,另外一幢建築內經營的3家店鋪退出也給業績造成壓力。不過,本期新店開業計劃已從7家調整爲10家,初始新店開業計劃得以順利進行,同時積極尋找優越位置和條件的物業,展開新店開業,帶來了初期費用和培訓費用等的計入。
該公司在名古屋被稱爲「立酒店荒原」,不斷擴張店鋪規模的實力備受矚目。通過專業小箱店擴張業務,不存在上市公司競爭對手,利用競爭對手不覬覦的小型物業填補區域空白,實現了高營業利潤率。當地個別個人店可能構成部分競爭,但通過區域招聘提高招聘效率,實現採購效率,因此規模有明顯差異。此外,通過再次光顧、串行戰略,通過利用立酒店×小箱形態的服務和促進再次光顧的各項措施,增加常客數量的能力突出。員工和店鋪的粉絲成爲全公司的粉絲,爭取提高全公司總來店次數,既存店鋪的營業收入持續增長,即使在開業後數年較長的店鋪中也可以實現持續增長。
未來,將以較上一期1.1倍的速度進行新店開業,擴大店鋪數量。通過既存店鋪持續增長和新店擴張累積,預計2038年將目標店鋪數量擴大至600家。但準備以每日乘客超過16萬人以上的車站周邊作爲目標,在全國範圍內展開區域擴張。如發現優越位置和條件的物業,將積極展開新店開業。此外,認識到對股東的利潤回報是重要的經營課題,預計24年11月期末分紅將是普通分紅每股20日元,紀念分紅每股20日元的合計40日元。總的來說,值得關注店鋪數量擴大帶來的穩健增長。