デジタルマーケティング集客およびDXによる効率的なオペレーションを活用した注文住宅事業を展開するロゴスホールディングス<205A>は10月15日、2025年5月期の第1四半期(1Q)決算を発表している。売上高は前年同期比38.0%減の2,890百万円、営業損益で776百万円の赤字(前年同期は489百万円の赤字)となっている。上場直前となる2024年5月期の第4四半期に引き渡しが集中した反動により、今1Qは引渡棟数が減少しているものの、受注棟数・金額は計画どおりに進捗しており、通期の見通しに変更はない。
2025年5月通期の売上高は同17.2%増の37,164百万円、営業利益は同51.6%増の2,108百万円と増収増益見通し。新店舗の増設や営業人員の強化等により売上高は2桁増収を計画している。
決算発表以降、株価は大幅に下落している。PERは6.7倍、配当利回りは5.93%となり、通期予想を達成した場合、株価と業績のギャップは大きく感じられることになろう。
なお、同社グループは、同社及び連結子会社5社で構成されており、連結売上高の約6割はロゴスホーム、約3割は豊栄建設が占めている。また、ロゴスホームと豊栄建設は、温度体験室や地震体験室など実際に体験できる施設や全6棟の宿泊体験型モデルハウスを備えた北海道クラシアムを共同運営している。同社グループは住宅・不動産に関連する事業を北海道・東北・北関東エリアにて展開、2023年の札幌市の住宅建築確認申請数No.1である。主要事業の住宅販売は、商品開発力(省エネ・CO2削減に貢献する住宅の開発など)、デジタルマーケティング(住宅総合展示場への出展はせず、WEB戦略中心)、DXによる効率的なオペレーションといった主に3つの特徴がある。なお、同社のMCB工法(工場でつくってトラックで運んで現場で建てる方法)は特許出願中となっている。
同社は今後、拠点数増加によるエリア拡大と業務効率化の推進や価格転嫁による収益性の向上を図るほか、デジタルを駆使した革新的なビジネスモデルを構築して収益基盤を強化するという。2025年5月期の下期には関東地方、東海地方、北陸地方に複数店舗出店を予定しており、50拠点を目指すようだ。さらに、ラピダス半導体工場の進出で、北海道千歳市内で土地造成を開始しており、2025年の夏には大規模分譲地として完成が予定されている。人材採用も順調にすすむなか、営業エリアの拡大を通して中長期的な2桁成長の継続が視野に入る。
通過數字營銷吸引客戶並利用DX進行高效運營的Logos Holdings<205A>於10月15日公佈了2025財年第1季度(1Q)業績。營業收入爲2,890百萬日元,同比下降38.0%,經營虧損爲776百萬日元(去年同期爲489百萬日元虧損)。在上市前的2024財年第4季度,由於交付集中引發了反彈,目前1Q的交付數量雖有下降,但訂單數量和金額仍按計劃進行,全年展望沒有變化。
2025年5月全年營業收入預計增長17.2%至37,164百萬日元,營業利潤預計增長51.6%至2,108百萬日元,預計實現收入和利潤增長。通過增設新門店和強化營業人員等措施,計劃實現營業收入兩位數增長。
業績發佈後,股價大幅下跌。市盈率爲6.7倍,分紅利回報率爲5.93%,如果實現全年預期,股價與業績之間的差距將會被明顯感知到。
該集團由該公司及連結子公司5家組成,其中約60%的連結營業收入來自Logos Home,約30%來自豐榮建設。此外,Logos Home和豐榮建設共同經營可以體驗實際體驗的設施,如溫度體驗室和地震體驗室,以及擁有全6棟住宿體驗型模型房屋的北海道ClassiUm。該集團在北海道,東北和北關東地區展開與住宅和房地產相關的業務,在2023年札幌市的住宅建築確認申請量排名第一。主要的住宅銷售業務具有主要三個特點,即商品開發能力(開發節能和減少CO2排放的住宅等),數字營銷(主要以網絡戰略爲中心,而不是參加住宅綜合展示場),以DX實現高效運營。另外,該公司的MCB工法(在工廠生產並用卡車運送到現場建造的方法)正在申請專利。
未來,該公司將通過增加基地數以擴大地區範圍,並推進業務效率化和通過價格轉嫁提高盈利能力,同時構建利用數字技術的創新業務模型,加強盈利基礎。預計2025年下半年將在關東地區,東海地方和北陸地方開設多家店鋪,目標是50個基地。此外,隨着Rapidus半導體工廠的進駐,已經開始在北海道千歲市進行土地整理,並計劃在2025年夏季作爲大規模分銷的地產開發完工。在人才招聘順利進行的同時,通過擴大營業區域,中長期實現兩位數增長也在計劃之內。