日経平均は4日ぶりに反落。前日比160.60円安(-0.41%)の39116.79円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えている。
30日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.51ドル安の42141.54ドル、ナスダックは104.82ポイント安の18607.93で取引を終了した。重機メーカー、キャタピラーの下落がダウの重しとなり、寄り付き後、まちまち。民間部門の雇用統計が予想を上回ったほか、7-9月期国内総生産(GDP)も前四半期から伸び鈍化も依然堅調な成長を示したためソフトランディング期待に相場は上昇した。しかし、長期金利の上昇が警戒されたほか半導体セクターが弱く、上値が抑制され失速。終盤にかけて下落に転じ終了した。
米国株安や3日続伸に対する反動などが先行して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は終始前日比マイナス圏での推移となったが、決算発表銘柄中心の地合いとなっており、指数を売り崩すような動きは観測されず。日本銀行の金融政策決定会合の結果発表や15時30分からの植田和男日銀総裁の記者会見などを控えていることから、様子見ムードの強い展開となった。
日経平均採用銘柄では、決算発表内容が嫌気されて、京セラ<6971>、野村総合研究所<4307>、日立<6501>、エムスリー<2413>、サイバーエージェント<4751>、アルプスアルパイン<6770>の下げが目立った。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>など半導体株の一角もさえない。
一方、想定以上に底堅い決算が評価されて三菱自<7211>が大幅高となったほか、通期業績見通しの大幅な上方修正と自社株買いを発表したアドバンテスト<6857>も買われた。また、デンソー<6902>は今期純利益見通しの下方修正を発表するも、同時に発行済の9.62%という大規模な自社株買いも発表したことで買われた。このほか、キーエンス<6861>、ニチレイ<2871>、信越化<4063>、オリンパス<7733>、レーザーテック<6920>などがしっかり。
業種別では、パルプ・紙、電気機器、鉄鋼、情報・通信、食料品などが下落した一方、金属、ゴム、陸運、精密機器、サービスなどが上昇した。
11時40分時点で、日銀会合の結果はまだ発表されていないが、市場予想通りの「金融政策の現状維持」であれば、為替、株式、金利市場への影響は限定的となろう。後場の東京市場は、取引時間中に発表される決算銘柄に関心が向かい、日経平均は小動きとなりそうだ。12時台には、カワタ<6292>、住友理工<5191>、商船三井<9104>、13時台には、関電工<1942>、大塚HD<4578>、東京鉄<5445>、山陽特鋼<5481>、HOYA<7741>、エスリード<8877>、山九<9065>、14時台には、中外炉<1964>、トヨタ紡織<3116>、豊田合成<7282>、相鉄HD<9003>などがそれぞれ予定されている。
日經平均指數連續第四天下跌。收於39116.79日元(成交量估算爲9億7000萬股),下跌160.60日元(-0.41%)。
美國股市30日下跌。道瓊斯指數收跌91.51點至42141.54點,納斯達克下跌104.82點至18607.93點。重型機械股卡特彼勒的下跌拖累了道瓊斯指數,盤中起伏不定。儘管民間就業數據好於預期,7-9月國內生產總值(GDP)增速雖有所放緩但仍穩健增長,市場預期軟着陸,股市上漲。然而,長期利率上漲引發警覺,另外半導體板塊疲弱,導致股指上行受阻並開始失速。盤末下跌收盤。
受美國股市下跌及連續3日的上漲行情的反彈影響,東京市場以賣出爲主導開盤。日經平均指數全天維持在前一交易日下跌區間,但以業績公佈個股爲主導,未觀察到股指大幅下挫情況。日本銀行金融政策決定會議結果公佈和日本銀行總裁植田和男的記者會等消息即將公佈,市場表現謹慎觀望氛圍濃厚。
日經平均指數成份股中,由於業績內容令人失望,京瓷、野村綜合研究所、日立、M3、CyberAgent、AlpsAlpine等個股下跌較爲明顯。另外,瑞薩電子、斯科尼克斯、東電等部分半導體股也表現疲弱。
另一方面,超出預期的穩健業績受到肯定,三菱自動車股份大幅上漲,同時,發佈了大幅上調全年業績展望和股票回購消息的Advantest也受到偏好。此外,雖然電裝發佈了本期淨利潤展望下調,但同時宣佈了規模達到已發行股份的9.62%的大規模股票回購計劃,也獲得了買盤支持。此外,奇力新、日糧、信越化學、奧林巴斯、激光技術等股票表現堅挺。
按行業板塊劃分,製漿造紙、電子設備、鋼鐵、信息通信、食品等板塊下跌,而金屬、橡膠、陸運、精密設備、服務等板塊上漲。
截至11時40分,日本央行會議結果尚未公佈,如果符合市場預期的「維持現行貨幣政策」,對匯率、股市、利率市場的影響將受限。下午交易時段的東京市場將關注發佈業績的個股,預計日經平均指數將走勢平緩。在12:00後,植田和男日本銀行總裁的記者會將舉行, 11:40的行程中有Kawata、住友理工、商船三井,13點的行程有關電工、大冢HD、東京鐵、許顯特山陽特鋼、HOYA、Eslead、山九,14點的行程有中外爐、豐田紡織、豐田合成、相鐵HD等。