日経平均は4日ぶりに反発。前日比49.39円高(+0.13%)の38154.25円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。
23日の米国株式市場は下落。ダウ平均は409.94ドル安の42514.95ドル、ナスダックは296.47ポイント安の18276.65で取引を終了した。ファーストフード・チェーン、マクドナルドの下落が重しとなり、寄り付き後、下落。長期金利の上昇でハイテクも弱く、相場は大幅続落した。終日売りが先行し、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。
米国株の下落を受けて、日経平均は37000円台で取引を開始したが、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小し、切り返す展開となった。アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>など値がさ半導体株が切り返したことなどが奏功。週末に投開票を迎える衆議院選挙への不透明感は引き続き残っているが、公示日(10月15日)の高値40257.34円から5%超調整したことなども意識されて、やや買戻しも入ったもよう。
日経平均採用銘柄では、引き続きエフィッシモによる大量買付が材料視されてコニカミノルタ<4902>が買われたほか、純利益予想上方修正発表が材料視されてカナデビア<7004>も上昇。バンナムHD<7832>も業績が材料視されて買われた。一方、決算が材料視されて買い優勢となったニデック<6594>は上げ幅を一気に縮小した。このほか、日本製鋼所<5631>、IHI<7013>、三菱重<7011>が買われた。
一方、英アームの株価下落が影響してソフトバンクグループ<9984>が下落したほか、上場2日目の東京地下鉄<9023>は買い一巡後に下落。京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>、京王電鉄<9008>など首都圏私鉄株もさえない。このほか、資生堂<4911>、住友鉱<5713>、SUMCO<3436>、ニトリホールディングス<9843>などが下落した。
業種別では、倉庫・運輸関連、電気機器、その他製品、サービス、食料品などが上昇した一方、ゴム製品、海運、電気・ガス、証券・商品先物、陸運などが下落した。
昨晩の海外時間では、1ドル153円台に乗せたが、ランチタイムの為替は1ドル152円50銭台とドル高円安基調は一服している。午前中、青木官房副長官が「為替の動向を高い緊張感をもって注視」「為替相場は安定的推移することが重要」と口先介入を行ったことが影響している。また、未明に、植田和男日本銀行総裁が海外の講演にて「日銀はかなり緩和的なスタンスを維持」「トータルで適切な正常化規模を重視する」と述べたことで、金融政策の正常化が意識されたことも影響したようだ。
足元、円安進行で日本株が上昇するケースはほぼ見られない。為替市場と株式市場が切り離されていることから、後場の為替動向はさほど材料視されないだろう。衆議院選挙の投開票後の政権運営への不透明感が念頭にあることから、後場の日経平均は上値が重いと想定。38000円台を維持し、陽線で取引を終えられれば、御の字といったところか。
日經平均在4日反彈。以前一天上漲49.39日元(+0.13%)的38154.25日元(成交量約8億6000萬股)閉市。
23日美國股市下跌。道瓊斯指數下跌409.94點至42514.95點,納斯達克下跌296.47點至18276.65。快餐連鎖店麥當勞的下跌拖累了整個市場,在開盤後繼續下滑。隨着長期利率上升,高科技股也疲弱,市場大幅下跌。全天持續拋售,在尾盤前的下跌幅度擴大並結束。
受美國股市下跌影響,日經平均開始交易時位於37000日元區間,但在賣出潮後逐漸縮小跌幅並逆轉。快電檢<6857>、東京電子<8035>等半導體股的逆轉以及即將舉行的衆議院選舉的不確定性依舊存在,但意識到在公告日(10月15日)的最高價40257.34日元回調超過5%,也有一定程度的抄底行爲。
在日經平均的挑選股中,繼續大筆買入引發了市場的關注,康尼卡美能達<4902>受益於這個消息而上漲,同時預期淨利潤將上調的加納迪亞<7004>也上漲。寶仕達HD<7832>由於業績向好而受市場關注並上漲。另一方面,由於業績向好而受到關注的日本電產<6594>的漲幅迅速縮小。此外,日本製鋼所<5631>、IHI<7013>、三菱重<7011>受到追捧。
另一方面,英國阿姆樹(ARM)股價下跌影響到軟銀集團<9984>,除此之外,第二個上市日的東京地鐵<9023>在經歷一波購買後下跌。京成電鐵<9009>、小田急電鐵<9007>、東武鐵路<9001>、京王電鐵<9008>等首都地區的私營鐵路股票表現平平。此外,資生堂<4911>、住友礦<5713>、SUMCO<3436>、ニトリホールディングス<9843>等出現下跌。
按行業板塊劃分,倉儲運輸相關、電力設備、其他產品、服務、食品類等上漲,而橡膠及塑料製品、海運、電力、燃氣、證券商品期貨、陸運等下跌。
昨晚海外時間,美元兌日元衝至153日元區間,但午餐時間匯率回落至152.50日元區間,美元升值日元貶值的趨勢有所減緩。早上,副官員青木表示「對匯率走勢懷有高度緊張感」並強調「匯率穩定推移至關重要」,口頭干預產生影響。此外,在凌晨,日本銀行行長植田和男在海外演講中表示「日本銀行將繼續保持相當寬鬆的立場」,並強調「應專注於適當的正常化規模」,這也引起了金融政策正常化的擔憂。
目前,隨着日元貶值,幾乎看不到日本股市出現上漲的情況。由於匯市與股市脫節,預計下午交易時匯率動向不會受到太多關注。由於存在對衆議院選舉投票後政權運營的不確定性,預計下午的日經平均指數上方壓力較大。如果能保持在38000日元區間並以陽線收盤,那將是相當理想的情況。