■ダイキアクシス<4245>の会社概要
1. 会社概要
同社グループは、水回りの住宅関連商材の販売、浄化槽・排水処理システムの提供など、「水」に関連した事業を軸に、世界の環境を守り持続可能な社会と未来を創造する事業を複合的に展開している。
2023年に創業65周年を迎えた同社は、従来のコーポレートスローガンであった「PROTECT×CHANGE」を企業精神、「守るべきものは守り、変えるべきものは変える。」を企業姿勢として理念体系を整理した。同社グループの社会に対する存在意義(パーパス)である「世界の環境課題を技術とアイデアで解決し、世界の人々の生活を支える」の実践を通じて、「環境を守る。未来を変える。」という企業使命(ミッション)を達成していく考えだ。
特に主力の「環境機器関連事業」においては、国連サミットで採択された17の「持続可能な開発目標(SDGs)」のうち6番目の「安全な水とトイレを世界中に」に深く関わっている。とりわけアジアやアフリカの新興国では、水質汚濁による環境汚染が看過できない状態であり、同社の役割の重要性や事業機会はグローバルに広がっている。同社グループの強みは、中小規模の水処理事業において、設計・製造、販売・施工、メンテナンスの一貫体制や品質の高さにあり、まさに新興国においてその優位性が発揮される可能性は高く、成長戦略の一環として「環境機器関連事業」の海外展開に取り組んでいる。
2. 事業構成
創業初期からの事業である「住宅機器関連事業」及び「環境機器関連事業」のほか、2018年12月期よりセグメント化した「再生可能エネルギー関連事業」が3本柱となっている。そのうち、上水から下水(浄化槽、排水処理システム等)に及ぶ水処理事業を、国内・海外向けに展開する「環境機器関連事業」が売上高の約50%、調整前営業利益の約75%を占めている。
3. 沿革
1958年に愛媛県松山市にて創業し、2023年で創業65周年を迎えた。1964年に前身のダイキ(株)が設立され、同年にばっ気式浄化槽の生産を開始した。1978年からホームセンター事業に乗り出したダイキは、2003年に同業のホーマック(株)(現 DCM(株))、(株)カーマ(現 DCM)と業務提携をし、経営統合を決めた。2006年に現 DCMホールディングス<3050>が設立されたが、それに先立ってダイキはホームセンター以外の業務の受皿会社として同社を設立し、事業譲渡した。その後、MBO(マネジメント・バイアウト)によりダイキから独立したため同社とダイキとの資本関係はなくなったが、良好な取引関係は続いている。祖業である住宅機器の卸売から事業領域を拡大し、M&Aなども活用して「環境機器関連事業」「再生可能エネルギー関連事業」と経営の3本柱を築いた。成長市場と位置付けて注力している海外事業は、2013年にインドネシアの現地企業を買収することで東南アジア市場の橋頭堡を築いた。潜在市場規模の大きいインドには、2018年に子会社を設立した。
同社は2013年12月に東京証券取引所(以下、東証)市場第2部の化学セクターに新規上場し、2014年12月には第1部に指定替えとなった。2022年4月からの東証の市場新区分ではプライム市場に移行した。「環境機器関連事業」において海外展開を積極的に行っており、グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けとされる市場区分を選択した。サステイナビリティ委員会の設置や統合報告書の発行も行った。しかし、流通株式の時価総額基準をクリアすることに関しては不確定要素が大きく、プライム市場の上場維持基準を満たしていないままプライム市場への上場を維持した場合に起こりうる経過措置終了後の上場廃止リスクをはじめ、経営環境や既存株主の利益を総合的に判断した結果、2023年5月にスタンダード市場への選択申請を行い、同年10月にスタンダード市場に市場区分が変更された。2024年1月には、2005年の設立以来、代表取締役社長を務めてきた大亀裕氏が代表取締役会長となり、代わって大亀裕貴氏が代表取締役社長に就任した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
■戴姿軸(4245)的公司概要
1. 公司資料
該集團主要經營水回流的住宅相關商品銷售,提供污水池、污水處理系統等與「水」相關的業務,以創造保護環境,建立可持續社會和未來爲核心的多元化業務。
該公司在迎接創立65週年的2023年,整理了以前的企業口號「PROTECT×CHANGE」爲企業精神,將「應保護的保護,應改變的改變。」作爲企業態度,並建立了理念體系。公司集團通過實踐對社會的存在意義(目標)"利用技術和創意解決世界環境問題,支持全球人民的生活",以實現「保護環境,改變未來」的企業使命(任務中心)。
特別是在主力「環境設備相關業務」中,深度參與了聯合國峯會通過的17項「可持續發展目標(SDGs)」之一的第六項「向全世界提供安全的飲水和衛生設施」。特別是在亞洲和非洲等新興國家,由於水質污染嚴重,公司的角色和業務機會在全球範圍內變得日益重要。該公司集團的優勢在於中小型水處理業務中,具備設計、製造、銷售、施工、維護一體化體制和高品質,在新興國傢俱有顯著競爭優勢,並將「環境設備相關業務」的海外拓展作爲增長戰略的一部分。
2. 事業構成
作爲創立初期的業務,「住宅設備相關業務」和「環境設備相關業務」,以及自2018年12月財年起分割的「可再生能源相關業務」已成爲三大支柱。其中,涵蓋從上水到污水(如污水池、污水處理系統等)的水處理業務,由「環境設備相關業務」針對國內和境外市場展開,佔營業收入約50%,調整前營業利潤約75%。
3. 公司沿革
1958年在日本愛媛縣松山市創立,至2023年慶祝創立65週年。1964年前身公司Daiki株式會社成立,並開始生產生物淨水池。1978年,Daiki開始進軍家居裝修商店業務,2003年與同行Homac株式會社(現DCM株式會社)、Karma株式會社(現DCM)合作並決定業務整合。2006年,現DCM控股公司<3050>成立,但在此之前,Daiki作爲非家居裝修商店業務的接手公司設立了該公司並進行業務轉讓。隨後,通過管理層收購(MBO)獨立於Daiki,因此與該公司之間的資本關係消失,但良好的交易關係仍在持續。從其主要業務住宅設備的批發開始,擴大業務領域,並通過兼併收購等手段,構建了「環境設備相關業務」、「可再生能源相關業務」以及經營的三大支柱。海外業務作爲重點發展市場,在2013年通過收購印尼本地企業在東南亞市場建立了立足點。於2018年在潛在市場規模巨大的印度設立了子公司。
該公司於2013年12月在東京證券交易所(以下簡稱東證)化學板塊第2部上市,2014年12月升格至第1部。從2022年4月開始的東證市場新分類中,轉至主板市場。積極開展海外業務擴張,選擇了與全球投資者展開建設性對話爲核心的企業市場分區。還設立了可持續性委員會,併發布了綜合報告。但是,關於達到流通股市值標準仍存在較大不確定性,並且尚未滿足主板市場的上市保持標準。因此,爲綜合考慮經營環境和現有股東利益,於2023年5月申請轉至標準市場,並於同年10月將市場分類更改爲標準市場。2024年1月,自2005年創立以來擔任總裁兼社長的大亀裕先生升任爲董事長,由大亀裕貴先生接任總裁兼社長。
(撰寫:FiSCO客座分析師柴田鬱夫)