日経平均は続伸。129.20円高の39110.95円(出来高概算7億8705万株)で前場の取引を終えている。
先週末の米国市場のダウ平均は36.86ドル高の43275.91ドル、ナスダックは115.94pt高の18489.55ptで取引を終了した。過去最高値付近からの利益確定売りや、景気の楽観的見解の後退で、ダウは軟調に推移。ナスダックは携帯端末のアップル(AAPL)や半導体エヌビディア(NVDA)の上昇がけん引したほか長期金利の低下が後押し堅調に推移し、相場全体を押し上げ。終盤にかけダウも再びプラス圏を回復し連日で過去最高値を更新した。
上昇した米株市場を横目に、シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の39170円。本日の日経平均は若干ながら売りが先行して始まった。ただ、その後はプラス圏を回復する場面もみられるなど、半導体関連の一角に買いが入って相場を支えた。
個別では、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。また、霞ヶ関キャピタル<3498>、楽天グループ<4755>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが上昇となった。ほか、上半期業績予想を上方修正した三和ホールディングス<5929>や株主優待制度の導入を発表したトレードワークス<3997>が急騰、そのほかジェイテックコーポレーション<3446>、サンウェルズ<9229>、PKSHA<3993>などが値上がり率上位となった。
一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株やトヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株が軟調に推移。また、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>、JT<2914>などが下落した。上半期営業減益見通しをマイナス視された東洋証券<8614>や通期業績上方修正も出尽くし感が先行したサーティワン<2268>が急落。ほか、北陸電力<9505>、ベイカレント<6532>、北海道電力<9509>などが値下がり率上位となった。
業種別では、海運業、ゴム製品、精密機器などが上昇した一方で、電気・ガス、水産・農林業、銀行業などが下落した。
後場の日経平均株価は、上値の重い展開が続きそうだ。直近プライム市場の売買代金が4兆円を割り込むなど低迷している状況下で、15日の高値40257.34円及び終値39910.55円は目先の上値抵抗線として意識されているか。また、じりじりと円安ドル高は進んでいるものの輸出関連銘柄の追い風とはなっておらず、米国市場では主力企業の決算発表、国内でも決算シーズンを前に足元の日本株には新規の材料が乏しい。
さらに、27日に投開票を迎える衆議院議員総選挙では、自民党が15年ぶりに単独過半数を割り込む可能性が指摘されている。また、石破内閣の発足後初の支持率が28%と2000年以降で過去最低となるなど厳しい情勢が伝わっていることで、政策期待感などは高まりにくく「選挙は買い」のムードは感じられない。政権安定化を好む外国人投資家が買いを手控えているとも推測されており、積極的に持ち高を傾けにくい展開が続きそうだ。
日經平均繼續上漲。收於39110.95日元(大致成交量爲7億8705萬股),上漲129.20日元,結束了上午的交易。
上週末美國市場道瓊斯指數收高36.86點,報43275.91點;納斯達克指數收盤上漲115.94點,報18489.55點。受利潤了結和樂觀經濟前景調整的影響,道瓊斯指數走勢疲軟。納斯達克指數則因智能手機公司蘋果(AAPL)和半導體公司英偉達(NVDA)上漲以及長期債券利率下降的推動表現強勁,推動整體市場上漲。盤尾時,道瓊斯指數再次站上盤中最高水平,並更新了過去幾天的最高記錄。
美國股市上漲的同時,芝加哥日經225期貨結算價比大阪高出160日元,爲39170日元。今天的日經平均股價在稍微受賣盤影響開盤。然而,後來也出現了回升至正值區域的情況,半導體相關股票受到買盤支撐。
在個股方面,川崎汽船(9107)、日本郵船(9101)等海運股和Laser Tech(6920)、東電子(8035)等半導體相關股票走勢強勁。此外,霞關資本(3498)、rakuten inc.(4755)、軟銀集團(9984)、基恩斯(6861)、Recruit Holdings(6098)、任天堂(adr)(7974)等股票上漲。另外,上半年業績預期上調的Sowa Holdings(5929)、宣佈股東優待制度的TradeWorks(3997)大幅上漲,而其他公司如Jaytech Corporation(3446)、Sunwells(9229)、PKSHA(3993)等屬於漲幅前列。
另一方面,三井住友(8316)、三菱UFJ(8411)等銀行股,以及豐田汽車(7203)、本田(7267)等汽車相關股票走勢疲軟。此外,First Retailing (9983)、三菱重工業(7011)、IHI(7013)、川重(7012)、JT(2914)等股票下跌。由於市場對上半年經營收益預期減少感到擔憂,東洋證券(8614)以及通期業績調升停滯感較強的31冰淇淋(2268)急跌。其他公司如北陸電力(9505)、BayCurrent(6532)、北海道電力(9509)等屬於跌幅前列。
按行業類別來看,海運業、橡膠及塑料製品、精密設備等股票上漲,而電力、燃氣、水產與農林業、銀行業等股票下跌。
午後的日經平均股價走勢看起來將繼續受到上行阻力。眼下的主板市場成交金額已跌破4萬億日元,陷入低迷狀態,15日的最高價40257.34日元以及收盤價39910.55日元被看做是眼前的上行壓力位。此外,儘管日圓走勢趨於貶值、美元升值,但並未爲出口相關股票帶來追風效應,而在美國市場,主要企業業績和國內即將進入業績期,對目前的日本股市而言,新的推動因素相對匱乏。
另外,即將迎來27日衆議院大選的選舉中,有人指出自民黨可能破紀錄15年來首次未能取得單獨過半數的可能性。此外,根據石破內閣成立後的首次支持率僅爲28%,是2000年以來的最低水平,顯示出困難的形勢,政策期待不高,"選舉亦未引起買盤情緒。外國投資者傾向於尋求政權穩定,預期買盤疲軟,所以可能繼續保持不願大幅增加持倉的趨勢。