試験期間を2年から3か月に短縮可能 コストも大幅削減へ
当社は10月1日、千葉県内に設置した新燃料の安全性評価を行う試験用エンジン設備(以下「テスト・エンジン」、(注))場の運用を開始しました。
新燃料を船舶用に継続使用するため、社外エンジン設備での試験・分析やトライアル運航など、従来は約2年の試験期間を要していました。しかし、各国の環境規制策やバイオ燃料など新燃料の需要増加に対応していくには、この期間の短縮や試験に要するコストの削減が鍵となっていました。当社はこの自社テスト・エンジンでストレステストを実施することでトライアル運航が不要となり、試験期間3か月での実用を目指します。
当社は、当社グループの株式会社ボルテックと日本油化工業株式会社が持つエンジン運用および燃料油分析技術も活用することで、多様な新燃料の可能性を検証、舶用燃料の実用化を加速させ、新燃料の商品化を推進していきます。
日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing - ”を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。
(注)テスト・エンジンはアンモニア燃料船に改造工事中のタグボート「魁(さきがけ)」が使用していた発電機機関を再利用する。
グループ会社ウェブサイト
2024年1月30日発表_バイオ燃料試験用の自社設備の設置を決定
2023年12月21日発表_バイオ燃料の本格導入へ向けて長期トライアルを実施
2023年10月31日発表_LNG燃料タグボート「魁」をアンモニア燃料仕様に改造開始
考試期間可以從2年縮短到3個月,成本也可大幅削減
本公司於10月1日在千葉縣內設立的新燃料安全性評價試驗用發動機設施(以下稱「測試·發動機」,(注))場開始運營。
爲了繼續在船舶上使用新燃料,本公司利用外部發動機設施進行試驗分析及試航試驗,以往需要約2年的試驗期間。然而,爲了應對各國環境監管政策以及生物燃料等新燃料需求增加,縮短這一期間和降低試驗成本變得至關重要。本公司通過在自家測試·發動機上進行應力測試,避免了試航試驗的需要,旨在在3個月的試驗期間實現實際使用。
本公司將利用本公司集團的沃爾泰克股份有限公司以及日本油化工業株式會社所擁有的發動機運營和燃料油分析技術,驗證多樣新燃料的潛力,加速舶用燃料的實用化,推動新燃料的商品化。
日本郵船集團於2023年3月10日宣佈了中期經營計劃「Sail Green,Drive Transformations 2026-A Passion for Planetary Wellbeing-」。以「Bringing value to life.」爲企業理念,提出了面向2030年的新願景:「超越綜合物流企業範疇,深化核心業務與拓展新興業務,共同創造未來必需的價值」,推進以ESG爲核心的成長戰略。
(注)測試·發動機將重新利用改造成氨燃料船的拖船「魁(さきがけ)」使用的發電機機構。
集團公司網站
2024年1月30日發佈_決定安裝用於生物燃料試驗的公司設備
2023年12月21日發佈_爲推進生物燃料的正式引入,進行長期試驗
2023年10月31日發佈_開始將LNG燃料拖船「魁」改造爲氨燃料規格