■スカラ<4845>の会社概要
1. 会社沿革
同社は、1991年12月にデータベースサービスの販売代理店として創業し、1999年に三井情報開発(株)(現 三井情報(株))からメインフレーム用のデータベース管理システム「Model204」※のサポートサービスを顧客も含めて引き継いだことを契機として業績を拡大した。
※ 米国Computer Corporation of America及びSirius Software(現 Rocket Software)が開発したDBMSで、国内では日本銀行<8301>や東京電力ホールディングス<9501>などの大企業が顧客となっていたが、市場環境の変化により需要がなくなり2016年秋にサービスを終了した。
2000年に入って、企業の情報システムがメインフレームからクライアント/サーバー型へ移行するなかで、同社は成長を続けるために事業構造の転換が必要と判断し、2001年の株式上場時に調達した資金を活用してM&A戦略によって事業領域を拡大するとともにストック型ビジネスモデルとなるSaaS/ASP事業に注力することで収益を着実に伸ばしてきた。
2019年以降は中期目標として掲げた「価値共創プラットフォームの構築」に向けて、同年7月に(株)スカラパートナーズを設立したのに続き、10月に経営コンサルティング及びIR支援を行うジェイ・フェニックス・リサーチ、2020年4月に人材・教育事業を展開するグリットグループホールディングス、2022年2月にITシステム開発会社の(株)エッグ、同年4月に少額短期保険会社の日本ペット少額短期保険(株)を相次いで子会社化するなど積極的なM&Aを実施し、業容を拡大してきたが、業績悪化を受けて2023年6月期以降、事業の整理及び子会社の売却を進めている。
なお、同社は機動的な経営を行うために2004年に持株会社体制に移行しており、2016年6月期から国際財務報告基準(IFRS)に基づく業績開示を開始、2022年4月の東京証券取引所(以下、東証)市場区分見直しに伴い東証第1部からプライム市場へ移行している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■Scalara<4845>的公司資料
1. 公司沿革
該公司於1991年12月創立,作爲數據庫服務的經銷商,1999年從三井情報開發(株)(現在的三井情報(株))接手了主機數據庫管理系統「Model204」※的支持服務,並由此擴大了業績。
※由美國Computer Corporation of America和Sirius Software(現在的Rocket Software)開發的DBMS,在日本國內,日本銀行<8301>和東京電力控股<9501>等大型企業曾是其客戶,但由於市場環境變化需求減少,導致在2016年秋季終止了該服務。
2000年以來,隨着企業信息系統從主機向客戶端/服務器模式轉變,爲了持續增長,該公司認爲需要轉變業務結構,並利用在2001年上市時籌集的資金,通過併購戰略擴大業務領域,並致力於SaaS/ASP業務模型轉型,穩步增長收入。
自2019年起,該公司爲實現設定的中期目標「共創價值平台」,於同年7月成立了Scara Partners(株),隨後在10月成立了經營諮詢和IR支持的傑·費尼克斯研究,2020年4月擴展了人才和教育業務的Grit Group Holdings,2022年2月收購了IT系統開發公司Egg,同年4月接連收購了少額短期保險公司日本寵物少額短期保險(株)等子公司,進行了積極的併購以擴大業務規模。然而,受到業績下滑的影響,自2023年6月以來,公司一直在進行業務整理和子公司的出售。
此外,爲實現靈活的經營,在2004年轉型爲持股公司體制,從2016年6月開始根據國際財務報告準則(IFRS)披露業績,隨着2022年4月東京證券交易所(以下簡稱「東證」)市場分類調整,已將上市地位從東證第一部升級至主板市場。
(撰寫:FISCO客座分析師佐藤讓)