■会社概要
1. 事業概要
ビューティカダンホールディングス<3041>の事業は、葬儀関連会社に対して生花祭壇や供花等を提供する「生花祭壇事業」及び生花祭壇部門の仕入れや葬儀関連会社・小売店へ生花を販売する「生花卸売事業」を中心に、結婚式会場等に対して婚礼用の生花商品を制作・設営する「ブライダル装花事業」、システム開発等を含む「その他事業」で構成される。主力の「生花祭壇事業」が売上高の約55%及び利益のほとんどを占めている。
(1) 生花祭壇事業
葬儀関連会社に対して、生花祭壇※や供花等の制作から、その設営までを含めたサービスを提供している。(株)ビューティ花壇東日本(東京都)、(株)ビューティ花壇西日本(熊本県)、(株)花時(沖縄県)の3社により全国に営業拠点を展開してきた。生花祭壇の先駆者として、長年培ってきた高い技術力とデザイン性で差別化を図る一方、独自の流通システムや大量仕入れを生かした低価格化への対応という両にらみの戦略によりシェア拡大を目指している。
※ 生花祭壇とは、生花のみを使用して作成する葬儀用の祭壇のことである。葬儀現場に生花を持ち込み祭壇の規格に合わせた飾り付けにより祭壇に応じた様々な創意工夫が可能となった。現在は立体的な広がりを持った生花祭壇へと進化している。同社は、生花祭壇の先駆者的な存在として、生花祭壇スタイルを関東地方へ初めて持ち込むなど、広く一般に普及させてきた。
(2) 生花卸売事業
国内外の生産者、卸売市場、仲卸・小売業者等の多くの仕入先から得た情報を生かし、顧客ニーズに沿った商品を仕入れ、自社の「生花祭壇事業」や「ブライダル装花事業」を含め、全国の葬儀関連会社や生花小売店へ卸販売している。2013年10月に子会社化したマイ・サクセス(株)に同事業を集約した。全国の中央・地方卸売市場との連携や生産者とのネットワークによる独自の流通システムなどに強みを有する。物流網の構築や産地開拓、新商品の開発などに取り組んでおり、花卉の生産・販売部門を担う(株)アグリフラワーとの連携による自社生産も力を入れている。
(3) ブライダル装花事業
主に結婚式場(ホテルや専門式場のほか、ゲストハウスやレストランウェディングを含む)に対して、卓上花やブーケ等の婚礼における生花商品を制作し、その設営までを含めたサービスを提供している。ビューティ花壇西日本(旧One Flower)が手掛ける。近年、国内の婚姻数は減少傾向にあるが、事業間シナジーの創出をはじめ、新規取引先開拓(関西・九州エリア)や付加価値の向上により、収益力の強化に取り組んでいる。
(4) その他事業
2014年4月に子会社化した(株)SHFが手掛けるシステム開発や、2012年12月に設立した(株)セレモニーサービスによる冠婚葬祭コンサルタント事業、2015年6月に子会社化した(株)キャリアライフサポートによる就労継続支援事業などで構成される。2019年6月期からは、花卉の生産事業を行うアグリフラワーを連結化しており、事業の六次化にも取り組んでいる。なお、SHFは葬儀関連会社に対する基幹システムの提供を行うとともに、名札書きシステム及びモバイル端末を用いた電子カタログや簡易見積もりシステム、建築業者向けCADシステムなどの開発も手掛けている。
2. グループ体制(持株会社体制への移行)
同社は、2024年1月1日付けで(株)ビューティ花壇から(株)ビューティカダンホールディングスへと商号変更するとともに持株会社体制へ移行し、グループ再編を実施した。さらなる業容拡大と企業価値向上を実現させるため、グループ各社の連携強化、経営責任の明確化、次世代経営者の育成等を狙っている。
3. 沿革
同社は、現 代表取締役会長の三島美佐夫(みしまみさお)氏により、1974年5月に生花祭壇の販売及び生花の卸売を目的に、熊本県熊本市において個人商店として設立された。事業規模の拡大を目指して、1997年1月に有限会社、2000年には株式会社に組織変更し、東京への進出を果たした。
その後、順調に業績を伸ばして、2006年には東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場に株式を上場すると、2007年にはブライダル市場への生花サービスを強化するため、(株)クラウンガーデネックス(現 ビューティ花壇西日本)を100%子会社として熊本県に設立した。M&Aにも積極的に取り組み、2012年4月にシステムハウス福知山(現 SHF)、2013年4月に花時、10月にマイ・サクセス、2015年6月にはキャリアライフサポートを相次いで子会社化するなど、事業規模の拡大と多角化を進めてきた。2016年2月には、千葉県成田市にてローズヒップ・バラ・菊などを生産するアグリフラワーを設立し、事業の六次産業化に向けて花卉の生産事業にも参入した。
2016年10月に東証マザーズから東証2部へ市場変更し、2022年4月に東証スタンダード市場へ移行した。2020年9月に舛田正一(ますだしょういち)氏が新社長に就任(三島氏は代表権のある会長に就任)すると、2021年7月から新体制による中期経営計画(2022年6月期~2024年6月期)をスタートさせた。2024年1月1日からはグループ連携強化と次世代経営者育成等を目的に、持株会社体制へと移行している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
■公司資料
1.業務概要
美年花控股(3041)的業務主要包括向殯葬概念公司提供生花祭壇及供花等的"生花祭壇業務",以及中心在生花祭壇部門採購以及向殯葬概念公司和零售店銷售鮮花的"生花批發業務",以婚禮會場等爲主的製作和佈置婚禮用鮮花商品的"婚慶花卉業務",以及包括系統開發在內的"其他業務"。主力的"生花祭壇業務"佔據了約55%的營業收入和大部分利潤。
(1) 生花祭壇業務
向殯葬概念公司提供從生花祭壇和供花等製作到佈置等全方位服務。(株)美年花壇東日本(東京都)、(株)美年花壇西日本(熊本縣)、(株)花時(沖繩縣)這三家公司在全國範圍內設立營業點。作爲生花祭壇的先驅者,他們通過多年的高技術和設計能力,努力實現差異化;同時,通過獨特的流通系統和大規模採購的低價戰略,以拓展市場份額。
生花祭壇是專指用鮮花製作的葬禮祭壇。通過將鮮花帶到葬禮現場並根據祭壇規格進行裝飾,可以實現根據祭壇特點進行各種創意設計。如今,已經演變成具有立體性展示的生花祭壇。該公司作爲生花祭壇的先驅者,推廣了生花祭壇的風格,首次將其引入關東地區等,廣泛普及。
(2) 生花批發業務
利用國內外生產商、批發市場、批發和零售行業等多方採購渠道獲取的信息,採購符合客戶需求的商品,包括自家的"生花祭壇業務"和"婚慶花卉業務",將商品批發銷售給全國的殯葬概念公司和鮮花零售店。2013年10月將該業務整合到子公司My Success(株)中。擁有與全國各中央和地方批發市場合作以及與生產商網絡結合的獨特流通系統。公司致力於構建物流網絡、拓展生產地、開發新產品等工作,並通過與承擔花卉生產銷售部門的AgriFlower(株)合作,加強自身生產能力。
(3) 婚慶花卉裝飾業務
主要向婚禮場所(包括酒店、專業場館,以及招待所和餐廳婚禮等)提供製作桌上花卉和花束等婚慶生花商品,並提供包括佈置等服務。由美花西日本(原One Flower)負責。近年,國內結婚數量呈下降趨勢,但公司致力於增強協同效應,拓展新的交易夥伴(關西·九州地區)並提升附加值,以加強盈利能力。
(4)其他業務
2014年4月子公司化的SHF公司負責系統開發,2012年12月成立的Sermoni Services公司從事冠婚喪祭諮詢業務,2015年6月子公司化的Career Life Support公司提供就業連續支援等服務。自2019年6月財政年度起,通過整合鮮花生產業務的Agriflower,公司已開始推進業務的多元化。此外,SHF公司爲殯葬相關公司提供基礎系統支持,並涉足名牌書寫系統、利用移動設備的電子課程目錄和簡易報價系統、針對建築商的CAD系統等開發工作。
2. 集團架構(向持股公司結構轉型)
該公司於2024年1月1日起,將從美花西日本公司更名爲美凱達控股公司,並實施了持股公司結構轉型以及集團重組。爲了實現更大的業務範圍擴大和企業價值提升,公司旨在加強集團各公司的協作,明確經營責任,培養下一代管理者等。
3. 公司沿革
該公司由現任董事長三島美佐夫先生於1974年5月在熊本縣熊本市創立,最初目的是銷售生花祭壇和批發鮮花。爲了擴大業務規模,公司於1997年1月改製爲有限公司,2000年再次改製爲股份有限公司,併成功擴展至東京。
此後,業績穩步增長,2006年在東京證券交易所(以下簡稱東證)Mother市場上市,2007年爲加強婚慶市場的生花服務,成立了(株)克朗花園(現 美麗花壇西日本)作爲其100%子公司,位於熊本縣。積極進行併購,2012年4月收購了系統房屋福知山(現 SHF),2013年4月收購了花時,10月收購了邁·成功,2015年6月相繼子公司化了職業生涯支持等,推進業務規模擴大和多元化。2016年2月在千葉縣成田市成立了農業花卉生產企業Agriflower,以便開展花卉生產業務向第六產業化邁進。
2016年10月從東證Mother市場轉至東證第二部市場,2022年4月轉至東證標準市場。2020年9月舛田正一(ますだしょういち)先生就任新總裁(三島先生擔任有代表權的董事長),2021年7月啓動了新體制下的中期經營計劃(2022年6月期至2024年6月期)。從2024年1月1日開始,爲了加強集團協作和培養下一代管理者,公司已轉型爲持股公司組織。
(撰寫:FiSCO客座分析師柴田鬱夫)