日経平均は大幅反発。前日比556.78円高(+1.47%)の38476.33円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。
9月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は17.15ドル高(+0.04%)の42330.15ドル、ナスダックは69.58ポイント高(+0.38%)の18189.17、S&P500は24.31ポイント高(+0.42%)の5762.48で取引を終了した。9月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善したため買いが優勢となったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が小幅な利下げペースを示唆したため失望感から一時大きく売りに転じた。ナスダックは長期金利の上昇が嫌気されたが、アップルの上昇が下支えとなり、終盤にかけプラス圏に回復し相場を押し上げた。月末、四半期末の調整に加え景気に楽観的な議長の見解を受けソフトランディング期待を受けた買いに、終盤にかけてダウも上昇し連日過去最高値を更新した。
米国株上昇や為替の円高一服を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。前日の大幅安の反動が先行し、日経平均は寄付きから38000円台を回復。その後も上げ幅をじりじりと拡大した。朝方、日本銀行が公表した日銀金融政策決定会合における主な意見(9月19-20日分)を受けて早期利上げ観測が後退。為替は一時1ドル144円台まで円安ドル高が進み、大型株の買戻し材料となった。
日経平均採用銘柄では、川崎重<7012>、三菱重<7011>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連銘柄が総じて買われたほか、三井物産<8031>、住友商事<8053>、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>など商社株も上昇。このほか、TDK<6762>、フジクラ<5803>、日東電工<6988>などが上昇。ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>など半導体株も買われた。
一方、ニトリホールディングス<9843>、ZOZO<3092>、ニチレイ<2871>、サッポロHD<2501>など円高メリット銘柄が総じて売られたほか、10月に入ったことで東京地下鉄の上場が改めて意識されたことから小田急<9007>、東急<9005>、JR東海<9022>、京王電鉄<9008>など鉄道株が下落。このほか、資生堂<4911>、ファナック<6954>など中国関連銘柄も売られた。
業種別では、機械、卸売業、証券・商品先物取引業、電気機器、保険業などが買われた一方、空運業、陸運業、パルプ・紙、繊維製品、鉄鋼などが売られた。
日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、前回6月調査(プラス13)から横ばいのプラス13だった。IT(情報技術)市況の回復を受けて半導体関連などが伸び、電気機械が10ポイント改善しプラス11。ほぼ市場の想定通りだったことから、為替、株式市場への影響は限定的となった。
後場の日経平均は38500円水準でのもみ合いとなりそうだ。円高一服で下値模索の展開は回避されたが、石破政権の方向性を見極めたいとするムードは強く、外国人投資家を中心とした幅広い大型株買いは手控えられよう。
日經平均大幅反彈。相較前一日上漲556.78日元(+1.47%)至38476.33日元(成交量約9億8000萬股)結束了上午交易。
9月30日美國股市上漲。道瓊斯平均漲17.15點(+0.04%)至42330.15點,納斯達克漲69.58點(+0.38%)至18189.17點,標普500指數漲24.31點(+0.42%)至5762.48點收盤。由於9月芝加哥採購經理人協會景氣指數意外改善,買盤佔優,但鮑威爾聯儲局主席暗示較小的減息步伐,導致市場失望情緒一度大幅拋售。納斯達克受長期利率上升影響市場心情低迷,但蘋果股價上漲提供支撐,盤尾上揚收復漲勢。月末,季末調整,加上市場對樂觀主席的看法,預期軟着陸,買盤湧入,盤尾道指上揚,連續刷新歷史最高紀錄。
美國股市上漲和日元升值趨緩,東京市場以買盤爲主開盤交易。前一日大幅下跌回調先行,日經平均從開盤恢復至38000日元水平。隨後漲幅逐步擴大。早盤,根據日本銀行公佈的日本銀行貨幣政策決定會議主要意見(9月19-20日)表明,市場對提前加息的看法有所減退。匯率一度升至1美元144日元水平,日元貶值美元升值,成爲大盤股的買入動力。
日經平均採用的股票包括川崎重<7012>、三菱重<7011>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>等防衛相關股票普遍受追捧,三井物産<8031>、住友商事<8053>、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>等商社股份也上漲。此外,TDK<6762>、富士通<5803>、日東電工<6988>等股票上漲。瑞薩電子<6723>、東京電子<8035>等半導體股也受到追捧。
與此同時,涵蓋日元升值優勢的股票,如日本尼桐控股<9843>、奧杉<3092>、日本製冷<2871>、札幌集團<2501>普遍遭到拋售,因爲進入10月,東京地鐵重新上市意識到顯現,因此小田急<9007>、東急<9005>、JR東海<9022>、京王電鐵<9008>等鐵路股回落。此外資生堂<4911>、發那科<6954>等中國相關股票也遭拋售。
按行業板塊劃分,機械、批發貿易、證券・商品期貨交易業、電子設備、保險業等股票普遍受追捧,而空運、陸運、紙漿・紙張、纖維製品、鋼鐵等股票普遍遭拋售。
根據日本銀行公佈的9月全國企業短期經濟觀測調查(短觀),大企業製造業景氣感指數(DI)保持上次6月調查(+13)水平不變,仍爲正數13。受信息技術市場復甦影響,半導體相關行業等展望良好,電機領域改善10點至正數11。由於結果幾乎符合市場預期,匯率和股市影響有限。
下午的日經平均料在38500日元水平上橫盤。受日元升值趨緩影響,避免了尋底展開,但石破政權導向仍不確定,市場情緒明顯,外國投資者主導的廣泛買入大盤股將保持謹慎。