10月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■石破政権に対する政策期待が改めて高まる可能
■しまむら、2Q営業利益 4.1%増 314億円
■前場の注目材料:シチズン時計、グループのマシナリー、米専用自動旋盤を刷新、来年6月から世界展開
■石破政権に対する政策期待が改めて高まる可能
1日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まるものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。9月30日の米国市場はNYダウが17ドル高、ナスダックは69ポイント高だった。9月のシカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善したため買いが優勢となったが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、小幅な利下げペースを示唆したため失望感から一時大きく売りに転じた。ただし、売り一巡後は終盤にかけて買い戻されており、連日で最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の38115円。円相場は1ドル143円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まろう。米国ではパウエルFRB議長の発言を受けて0.5%の大幅利下げ期待が後退する形となったが、年内2回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ずつ利下げするとの認識を示しており、利下げによる米景気の悪化は避けられるとの見方から、押し目買い意欲の強さは意識されていた。
昨日の日経平均株価は1900円超の下落となったが、自民総裁選で日銀の利上げに批判的な立場の高市氏を織り込んで急伸した反動安である。過度に買われていたポジションを解消する動きだったため、需給整理は一巡しただろう。一方で、石破政権に対する政策期待が改めて高まる可能性があるため、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
日経225先物はナイトセッションで日中比280円高の38210円で終えた。一時37860円まで売られる場面もみられたが、概ね38000円を挟んだ狭いレンジでの推移であり、底堅さが意識されている。円相場は1ドル=143円台半ばで推移しており、先物市場、為替市場ともにリバランスの動きは一巡したとみられる。
昨日の日経平均株価は一時37800円を割り込む場面もみられたが、25日、200日線が支持線として意識されやすい。先週の上昇部分を一気に帳消しにしたことで、仕切り直しのタイミングになりそうだ。積極的な上値追いの動きは限られそうであるが、改めて政策期待が高まるなか、買いポジションが積み上がりやすい水準と考えられる。
■しまむら、2Q営業利益 4.1%増 314億円
しまむら<8227>が発表した2025年2月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比4.3%増の3305億9500万円、営業利益は同4.1%増の314億400万円だった。コンセンサス(300億円程度)を若干上回る。ブランド力を進化させるため自社開発ブランドとサプライヤーとの共同開発ブランドの品揃えを拡充。両ブランドで高価格帯商品の拡大を進め、「FIBER DRY」シリーズの肌着や天然素材を使用したアウター衣料が好調だった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42330.15、+17.15)
・ナスダック総合指数は上昇(18189.17、+69.58)
・1ドル=143.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(38115、大阪比+185)
・VIX指数は低下(16.73、-0.23)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・シチズン時計<7762>グループのマシナリー、米専用自動旋盤を刷新、来年6月から世界展開
・トヨタ自<7203>「寄り添い活動」本格化、仕入れ先と共に現場改善
・ENEOS<5020>新プラント稼働、合成燃料製造実証
・三菱ケミG<4188>コークス減産、子会社株を神鋼に売却
・富士フイルム<4901>半導体材設備に200億円、国内供給拡大
・ローム<6963>デンソーと連携検討、半導体を安定供給・開発
・住友林業<1911>豪州住宅大手を113億円で買収
・楽天G<4755>グループの楽天カード、みずほFGと資本提携検討
・ダイヘン<6622>米SIer買収、車向け溶接ロボ提案強化
・丸紅<8002>アンモニア輸送船を共同保有、ノルウェー社と合弁
・プロトコーポ<4298>クラウドローンと提携、グーネットで中古車ローン、今月から
・クボタ<6326>タイで小型建機の販売加速、農機販売網を活用
・レーザーテック<6920>表面・内部欠陥高速検出装置、SiCウエハー用
・日揮HD<1963>基本設計を共同受注、モザンピーク向けLNGプラント
・NEC<6701>NTTとIOWNで交通量調査、光ファイバー網活用
・三菱電機<6503>12インチウエハーでパワー半導体チップ量産
・住友化学<4005>出資比率過半に、再生・細胞医薬開発製造受託事業の運営を主導
・東京電力HD<9501>原因解明に時間、福島原発デブリ試験取り出し中断
・鹿島<1812>工期70%短縮、床版取替システムを実工事に初導入
・旭化成<3407>EVの安全性能向上、電池素材に耐炎化繊維
・ダイセル<4202>メカノケミカル有機合成を社会実装へ、北大発新興と共同研究
・東洋建設<1890>東京パワーテクノなどと石炭灰混合材を開発へ、福岡など2海域で実証
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 8月有効求人倍率(予想:1.24倍、7月:1.24倍)
・08:30 8月失業率(予想:2.6%、7月:2.7%)
・08:50 9月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI(予想:+12、6月:+13)
・08:50 9月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI(予想:+32、6月:+33)
・08:50 9月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+11.9%、6月:+11.0%)
・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(9月19-20日分)
<海外>
・10:30 豪・8月小売売上高(前月比予想:+0.4%、7月:0.0%)
在10月1日的日中交易中,我們應該關注以下三個重點。
■石破政權帶來的政策期待再次升溫可能
■優衣庫,第二季度營業利潤增長4.1%,達到314億日元
■日中交易的關注點:市民手錶,集團的機械部件,美國用自動車牀進行更新,從明年6月開始全球推廣
■石破政權帶來的政策期待再次升溫可能
日本股市在1日,經過一波買盤之後出現僵局感加強,但是下跌期待與觀望買點的買盤意願似乎很強烈。美國市場於9月30日,道瓊斯指數上漲17點,納斯達克指數上漲69點。由於芝加哥採購經理人協會的景氣指數在9月出乎意料地改善,買盤佔據優勢,但是由於聯儲局主席鮑威爾在演講中表示將逐步降低利率幅度,導致市場一度大幅拋售。不過,在拋售過後尾盤被收回,連日來不斷刷新歷史最高。芝加哥日經225期貨結算價比大阪高出185日元,爲38115日元。美元對日元匯率在143.50銭左右波動。
日經平均股價將受到芝加哥期貨的影響,可能會以買盤優勢開盤。在美國,鮑威爾聯儲局主席的講話導致0.5%大幅減息預期減退,但在年內的兩次聯儲局公開市場委員會(FOMC)中,他表示將分別下調0.25%的利率,認爲通過減息能夠避免美國經濟惡化,因此拋售後的買盤意願正在受到關注。
昨日的日經平均股價下跌超過1900日元,這是因爲在自民黨總裁選舉中,考慮到對日本銀行加息持批評立場的高市先生引發了大幅上漲後的反彈下跌。由於持有頭寸過度買入,因此需求供應調整可能已經完成。另一方面,由於對石破政權帶來的政策期待再次升溫的可能性,可能導致觀望買點的策略。
日經225期貨在夜間交易中以日間比例上漲280日元,收於38210日元。雖然一度下跌到37860日元,但總體上是在38000日元區間內波動,顯示出支撐力度。日元匯率維持在1美元=143日元左右,期貨市場和外匯市場的再平衡動向似乎已經結束。
昨日的日經平均股價一度下跌至37800日元,但25日線和200日線往往被視爲支撐位。由於上週漲幅被完全抵消,現在可能是重新調整的時機。儘管積極追漲的動力有限,但隨着政策預期再次升溫,可以認爲買入倉位會在相對容易累積的水平上增加。
■優衣庫,第二季度營業利潤增長4.1%,達到314億日元
山本<8227>公佈的2025年2月期第二季度業績顯示,營業收入同比增長4.3%至3305.95億日元,營業利潤增長4.1%至314.4億日元。略高於市場共識(約300億日元)。爲提升品牌實力,擴大了自有開發品牌和與供應商共同開發品牌的商品種類。在兩個品牌中推進高價位商品的擴大,以「FIBER DRY」系列內衣和天然材料製成的外套成績斐然。
前期注意事項
・道瓊斯指數上漲(42330.15,+17.15)
・納斯達克綜合指數上漲(18189.17,+69.58)
・每月勞動統計(7月)
·芝加哥日經期貨上漲(38115,大阪比+185)
·VIX指數下跌(16.73,-0.23)
・美國通脹降溫預期
・活躍的股票回購
・東證提出企業價值提升要求
·市民時鐘<7762>集團的機械,美國專用自動車牀重新設計,從明年6月開始全球推廣
·豐田自<7203>「貼身活動」全面展開,與供應商共同改善現場
·ENEOS<5020>新工廠投產,合成燃料製造實證
・三菱化學G<4188>焦炭減產,子公司股權出售給神鋼
・富士膠<4901>半導體材料設備投入200億元,國內供應擴大
・羅姆<6963>與電裝合作研究,穩定供應和開發半導體
・住友林業<1911>以113億元收購澳洲主要住宅企業
・樂天G<4755>集團的樂天卡,與瑞穗FG進行資本提攜研究
・大輝<6622>收購美國SIer,加強汽車焊接機器人提案
・丸紅<8002>共同擁有氨運輸船,與挪威公司合資
・普羅多比<4298>與雲無人機合作,在Goo-net上提供二手車貸款,從這個月開始
・久保田<6326>在泰國加快銷售小型建築機械,利用農業機械銷售網絡
・Laser Tech<6920>表面和內部缺陷快速檢測設備,用於SiC晶圓
・日援HD<1963>共同獲得基本設計,爲莫桑比克的LNG工廠提供服務
・NEC<6701>與NTT和IOWN進行交通量調查,利用光纖網絡
・三菱電機<6503>利用12英寸晶圓實現功率半導體芯片的量產
・住友化學<4005>持股比例超過半數,領導再生和幹細胞藥品開發製造承包業務的經營
・東京電力HD<9501>遲遲無法查清原因,福島核電站廢墟試驗中斷
・鹿島<1812>工期縮短70%,地板更換系統首次引入實際施工
・旭化成<3407>正在提高電動汽車的安全性能,使用耐火化學纖維作爲電池材料
・大成<4202>將有機合成應用於社會中,與北大的新興行業進行共同研究
・東洋建設<1890>與東京電力技術等公司合作,計劃在福岡等2個海域開發煤炭灰混合材料進行實驗
上午事件日程表:
<國內>
・沒有特別的事情
・08:30 8月份有效招聘倍率(預測:1.24倍,7月份:1.24倍)
・08:30 8月份失業率(預測:2.6%,7月份:2.7%)
・08:50 9月份日本銀行短期展望,大型製造企業產業狀況判斷DI指數(預測:+12,6月份:+13)
・08:50 9月調查日本銀行短觀・大型企業非製造業經營狀況判斷DI(預期:+32,6月:+33)
・08:50 9月調查日本銀行短觀・大型企業全部行業設備投資(與上年度相比預期:+11.9%,6月:+11.0%)
・08:50 日本銀行金融政策決定會議中的主要觀點(9月19-20日)
<境外>
・10:30 澳大利亞・8月零售業營業收入(相對前一個月預期:+0.4%,7月:0.0%)