■コーア商事ホールディングス<9273>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2024年6月期末の連結財務状況は、資産合計が前期末比3,539百万円増の32,004百万円となった。主な増減要因を見ると、現金及び預金で3,187百万円増、建物及び構築物(純額)で553百万円増、建設仮勘定で314百万円増、電子記録債権で197百万円増等だった一方、商品及び製品で264百万円減、その他流動資産で134百万円減、売掛金で122百万円減等があった。
負債合計は前期末比588百万円減の6,952百万円となった。主な増減要因を見ると、電子記録債務で31百万円増があった一方で、長期借入金で349百万円減、その他流動負債で225百万円減、未払法人税等で78百万円減、支払手形及び買掛金で17百万円減等があった。長期借入金、短期借入金を合計した借入金は同315百万円減の2,825百万円となった。また、純資産は同4,128百万円増の25,051百万円となった。これは主に利益剰余金で2,470百万円増、資本金で816百万円増、資本剰余金で816百万円増による。
以上の結果、自己資本比率は78.3%(前期末比4.8ポイント増)と高い。2024年3月期にプライム市場に上場する全産業平均の33.3%を大きく上回る高い安全性を確保している。同様に、流動比率も497.8%と高く、短期的に支払いが必要な負債に対して、十分な支払い能力を有している。一方、収益性の面では、ROAは14.4%、ROEは12.8%で、同様に2024年3月期にプライム市場に上場する全産業平均の4.5%、9.6%を上回り、高い収益力を備えていると評価できる。
2024年6月期末における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前期末比3,159百万円増の13,195百万円となった。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおり。
営業活動により獲得した資金は、3,830百万円(前期比1,093百万円増)となった。これは主に、税金等調整前当期純利益4,368百万円、減価償却費726百万円、棚卸資産の減少額196百万円等があった一方で、法人税等の支払額1,534百万円、売上債権の増加額87百万円等があったことによる。
投資活動により使用した資金は、1,471百万円(同1,167百万円増)となった。これは主に、固定資産取得による支出1,439百万円があったことによる。
財務活動により獲得した資金は、795百万円(前連結会計年度は812百万円の支出)となった。これは主に、株式の発行による収入1,627百万円等があった一方で、配当金の支払額475百万円、長期借入金の返済による支出325百万円等があったことによる。
以上から、営業活動で得た資金から投資活動に使用した資金を差し引いたフリー・キャッシュ・フローは2,359百万円の収入と、引き続き高水準を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
■科奧商事控股<9273>的業績動向
3. 財務狀況和經營指標
2024年6月期末的合併財務狀況,資產總計比上期末增加3,539百萬日元,達到32,004百萬日元。主要增減因素包括:現金及存款增加3,187百萬日元,建築物及構築物(淨額)增加553百萬日元,建設暫定金額增加314百萬日元,電子記錄債權增加197百萬日元等;相反,商品和產品減少264百萬日元,其他流動資產減少134百萬日元,應收賬款減少122百萬日元等。
負債總計比上期末減少588百萬日元,達到6,952百萬日元。主要增減因素包括:電子記錄債務增加31百萬日元,長期借入金減少349百萬日元,其他流動負債減少225百萬日元,未交法人稅等減少78百萬日元,付款手票及應付賬款減少17百萬日元等。長期借入金和短期借入金合計債入金減少315百萬日元,達到2,825百萬日元。此外,淨資產增加4,128百萬日元,達到25,051百萬日元。主要是由於留存利潤增加2,470百萬日元,股本增加816百萬日元,資本剩餘增加816百萬日元。
綜上所述,自有資本比率爲78.3%(比上期末增加4.8積分),較2024年3月期主板市場上市的所有產業平均33.3%明顯偏高,保障了較高的安全性。同樣,流動比率爲497.8%,高於短期需要支付的負債,擁有足夠的償付能力。另一方面,從收益性角度來看,ROA爲14.4%,ROE爲12.8%,同樣超過了2024年3月期主板市場上市的所有產業平均的4.5%和9.6%,說明具有較高的盈利能力。
2024年6月期末的現金及現金等價物(以下簡稱資金)比上期末增加3,159百萬日元,達到13,195百萬日元。各現金流量的情況及其因素如下。
通過經營活動獲得的資金爲3,830百萬日元(比上期增加1,093百萬日元)。主要是由於稅金等前調整淨當期利潤4,368百萬日元,折舊費726百萬日元,存貨減少金額196百萬日元等,另一方面,法人稅等支付金額1,534百萬日元,應收賬款增加額87百萬日元等。
通過投資活動使用的資金爲1,471百萬日元(比增1,167百萬日元)。主要是由於固定資產購買支出達1,439百萬日元導致的。
財務活動所獲得的資金爲795百萬日元(上一財年爲812百萬日元的支出)。主要是通過發行股票等收入爲1,627百萬日元,而分紅支出爲475百萬日元,長期借款償還支出325百萬日元等。
因此,從經營活動中獲得的資金減去投資活動所使用的資金,自由現金流爲2,359百萬日元,保持着持續較高水平。
(作者:富士客座分析師國重希)