日経平均は大幅高で3日続伸。前日比780.25円高(+2.10%)の37935.58円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。
19日の米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は522.09ドル高(+1.26%)の42025.19ドル、ナスダックは440.68ポイント高(+2.51%)の18013.98、S&P500は95.38ポイント高(+1.70%)の5713.64で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が4カ月ぶり低水準となり労働市場の減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げが奏功し経済がそれほど落ち込まずソフトランディングにとどまるとの期待感も強まり、続伸した。ハイテクも強く相場を支援し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了。
米国株の大幅反発を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。米ハイテク株の上昇を受けて、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上げが目立ち、日経平均は37700円台でスタートし、38000円台手前まで上げ幅を拡大。25日移動平均線(37450円水準)及び200日移動平均線(37620円水準)を上回った状態で前場の取引を終えた。
日経平均採用銘柄では、東京エレクトロンのほか、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の多くが買われた。また、黒鉛電極の販売価格引き上げ発表を受けて、レゾナック・ホールディングス<4004>が買われたほか、東海カーボン<5301>にも思惑的な買いが向かった。このほか、川崎重工<7012>、村田製作<6981>、太陽誘電<6976>、古河電工<5801>、SUMCO<3436>、電通グループ<4324>などが上昇した。
一方、京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>など私鉄株が総じて軟調だったほか、イオン<8267>、丸井グループ<8252>、Jフロント<3086>など小売関連も安い。このほか、ZOZO<3092>、住友ファーマ<4506>、協和キリン<4151>などが下落した。
業種別では、石油・石炭製品、電気機器、非鉄金属、ガラス・土石製品、銀行業などが上昇した一方、陸運業、電気・ガス業の2セクターのみ下落した。
ランチタイムの為替は1ドル142円50銭水準で推移している。11時40分時点では、開催されている日本銀行の金融政策決定会合の結果は伝わっていないが、市場コンセンサスは「金融政策の現状維持」のため発表後、為替市場、株式市場の動きは限定的と考える。市場の関心は15時30分からの植田和男日銀総裁の記者会見に向かっており、後場の東京市場は目立った動きはないだろう。日経平均は高値圏でのもみ合いとなりそうだ。
日經平均大幅上漲。收盤時上漲780.25日元(+2.10%),報37935.58日元(成交量約8億股)。
19日美國股市大幅反彈。道瓊斯指數上漲522.09點(+1.26%),報42025.19點,納斯達克上漲440.68點(+2.51%),報18013.98點,標普500指數上漲95.38點(+1.70%),報5713.64點。每週新失業救濟申請人數下降至4個月低點,勞動力市場放緩的擔憂減輕,盤中上漲。此外,聯邦公開市場委員會(FOMC)大幅減息奏效,市場預期經濟不至於大幅下滑,仍有望實現軟着陸。高科技股也給市場帶來支撐,收盤前擴大漲幅,交易結束。
受美國股市大幅反彈的影響,東京市場開盤時以買盤爲主。受到美國高科技股上漲的影響,東京電子<8035>等半導體股呈現明顯上漲,日經平均報37700日元左右開盤,擴大至38000日元附近。收盤時突破了25日移動平均線(37450日元水平)和200日移動平均線(37620日元水平),結束了上漲。
在日經平均採用的股票中,除了東京電子,還有SojioNext <6526>、Laser Tech <6920>、Renesas Electronics <6723>等半導體股票大多受到買盤影響。此外,受到石墨電極銷售價格上漲的公告影響,Resonica Holdings <4004>被買入,東海碳 <5301>也受到市場預期的買盤影響。另外,川崎重工 <7012>、村田製作 <6981>、太陽誘電 <6976>、古河電工 <5801>、SUMCO <3436>、電通集團 <4324>等股票上漲。
與此相反,豐島電鐵<9009>、小田急電鐵<9007>、東武鐵道<9001>等私鐵股普遍疲軟,此外,Ion <8267>、Marui Group <8252>、J Front <3086>等零售相關也走低。另外,Zozo <3092>、Sumitomo Pharma <4506>、Kyowa Kirin <4151>等股票下跌。
按行業板塊來看,石油煤製品、電子設備、有色金屬、玻璃石料製品、銀行等上漲,而陸運、電力燃氣業只有這兩個板塊下跌。
午餐時間,匯率在1美元=142.50日元水平上波動。到11點40分,日本銀行的金融政策決策會議結果尚未公佈,但市場普遍預期是「維持現狀的金融政策」。因此,公佈後,匯市和股市的波動幅度將有限。市場主要關注下午3點30分舉行的負責監管的日本銀行總裁植田和男的記者會。因此,下午的東京市場不太可能有明顯的動向。日經平均指數可能在高位徘徊。