はてな<3930>は13日、2024年7月期決算を発表した。売上高が前期比5.1%増の33.09億円、営業利益が同60.7%減の0.68億円、経常利益が同49.9%減の0.91億円、当期純利益が同37.4%減の0.62億円となった。
コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前期比13.6%減の3.63億円となった。主力サービスの「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、個人向け有料プラン「はてなブログPro」などは、各種SNSの普及による競争激化も相まって、課金売上は低調に推移した。コンテンツプラットフォームサービス上に掲載するアドネットワーク広告については、広告単価の下落などを要因として、売上は伸び悩んだ。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は同8.8%減の6.36億円となった。BtoB向けストック型ビジネスとして、「はてなブログMedia」を活用したオウンドメディアの構築・運用支援サービスや、「はてなブログ」などのUGCサービスを活用したネイティブ広告、バナー広告、タイアップ広告などを展開している。フルサービスの「レギュラープラン」はもとより、廉価版としての「ライトプラン」、採用マーケティングの一環として素早く安価にオウンドメディアを立ち上げられる「採用オウンドメディアプラン」を新たな軸としてサービス訴求してきた。また、販売戦略として、人材関連企業による代理販売を通じて新たな顧客にアプローチして新規導入のメディア数の増加を図った。一方で、一部の個別案件において、広告出稿の手控えにより、継続的な受注に至らず、厳しい販売環境となった。その結果、「はてなブログMedia」の運用数合計は142件(前期末比変動なし)となった。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は同13.7%増の23.09億円となった。マンガビューワ「GigaViewer for Apps」について、2024年3月28日に「少年ジャンプ+」(サービス提供者:集英社)に搭載を開始した。当第4四半期途中から本格的に業績貢献が始まり2025年7月期以降についても継続するとしている。マンガビューワ「GigaViewer for Web」は、「コミックアース・スター」(サービス提供者:アース・スターエンターテイメント)・「コミックバンチkai」(サービス提供者:新潮社)・「OUR FEEL」(サービス提供者:シュークリーム)の3サービスに搭載された。アプリ版・Web版合計16社、搭載累計25サービスと増加し、売上は堅調に推移した。受託サービスについては、複数の受託開発案件で成果物の納品及び検収が完了した。保守運用サービスは、運用案件数の積上げにより、売上成長に繋がった。「Mackerel(マカレル)」については、AWS(アマゾンウェブサービス)のパートナー制度「AWS パートナーコンピテンシープログラム」において、「AWS DevOps コンピテンシー」認定を国内企業で初めて取得している。さらに、「AWS Partner Network(APN)Award2019」において、AWSへのビジネス貢献が評価され、「APN Technology Partner of the Year 2019 - Japan」を受賞した。更に、2024年2月には、「AWS ISVワークロード移行プログラム」パートナー認定を日本企業で初めて取得した。これにより、AWSの中で、サーバー監視サービスとしての認知度が向上し、更なる導入実績の積上げを図ることができた。
2025年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.6%増の37.60億円、営業利益が同199.2%増の2.03億円、経常利益が同123.6%増の2.03億円、当期純利益が同125.6%増の1.40億円を見込んでいる。
はてな<3930>於13日公佈了2024年7月期財務報表。營業收入爲33.09億日元,較上期增長5.1%,營業利潤同比下降60.7%,爲0.68億日元,經常利潤同比下降49.9%,爲0.91億日元,淨利潤同比下降37.4%,爲0.62億日元。
內容平台服務的營業收入同比下降13.6%,爲3.63億日元。主要服務「はてなブログ」的註冊用戶數持續增加。然而,「はてなブログPro」等個人付費計劃受到各種社交網絡普及帶來的激烈競爭影響,付費營業額表現低迷。在內容平台服務上發佈的廣告網絡廣告,由於廣告價格下跌等因素,收入增長乏力。
內容營銷服務的營業收入同比下降8.8%,爲6.36億日元。作爲面向BtoB的庫存型商業,推出了利用「はてなブログMedia」構建和運營自有媒體的支持服務,以及利用「はてなブログ」等UGC服務展開的原生廣告、橫幅廣告、合作廣告等。除了全方位的「常規計劃」,還新推出了低價版的「輕型計劃」,以及作爲招聘營銷的一部分,可以快速低成本地創建自有媒體的「招聘自有媒體計劃」。另外,作爲銷售戰略,通過人力資源相關公司代理銷售,接觸到新客戶,增加新的媒體數量。然而,由於部分獨立項目的廣告控制,未能持續接單,導致銷售環境嚴峻。結果,「はてなブログMedia」的總運營數爲142個(與上期末持平)。
技術解決方案服務的營業收入同比增長13.7%,爲23.09億日元。關於漫畫瀏覽應用「GigaViewer for Apps」,於2024年3月28日開始在「少年Jump+」(服務提供方:集英社)上提供服務。從第四季度中開始,業績貢獻正式開始,並預計將持續到2025年7月期。漫畫瀏覽應用「GigaViewer for Web」已經安裝在「Comic Earth・Star」(服務提供方:アース・スターエンターテイメント)、「Comic Bunchkai」(服務提供方:新潮社)和「OUR FEEL」(服務提供方:Shucream)的3項服務上。應用版和Web版共計16家公司,累計安裝25項服務,銷售表現良好。對於受託服務,已經完成了多個受託開發項目的成果物交付和驗收。維護運營服務受到積累的運營項目數量影響,銷售額增長。對於「Mackerel(馬克雷爾)」,作爲AWS(亞馬遜網絡服務)的合作伙伴,首次在國內企業獲得了「AWS DevOps Competition」認證。此外,2024年2月,「AWS ISV Workload Migration Program」合作伙伴認證也是日本企業首次獲得。由此,在AWS內,作爲服務器監控服務的知名度提高,進一步增加了使用案例。
關於2025年7月期全年業績預測,預計營業收入將同比增長13.6%,達到37.60億日元,營業利潤將同比增長199.2%,達到2.03億日元,經常利潤將同比增長123.6%,達到2.03億日元,當期淨利潤將同比增長125.6%,達到1.40億日元。