■業績動向
(2) 韓国及びモンゴル金融事業
Jトラスト<8508>の2024年12月期第2四半期の営業収益は23,494百万円(前年同期比2.7%増)、営業損失は1,256百万円(前年同期は1,196百万円の損失)となった。営業収益は貯蓄銀行業における貸出金が減少したものの、新規貸出金利の上昇による利息収益の増加などで、増収となった。営業利益は景気の悪化及び債権の不良化により貸倒引当金繰入額や債権売却損が増加し、損失となった。ただ第1四半期は営業損失13億円の計画に対して営業損失12億円、第2四半期も営業損失1億円の計画に対して営業利益0億円と、計画を上回るペースで改善した。
JT親愛貯蓄銀行の貸出残高は、不良債権増加やBIS規制遵守のため戦略的に個人向け貸出を抑制したことで、2024年6月末には2,445億円に減少した。2022年秋に高金利で集めた1年物の定期預金が満期を迎えたことから平均預金金利は低下傾向にある一方、貸出期間は平均5年であるため平均貸出金利が徐々に上昇傾向にある。そのため、預貸スプレッドは2023年3月の6.48%から2024年6月には7.51%に改善した。引き続き適切な管理を行い、預貸スプレッドの拡大を目指す方針だ。また、貸出残高の減少に伴い不良債権比率は2024年6月末には10.18%に上昇したが、貸倒引当金を控除したネットでは3.06%と低位での推移となった。引き続き回収とモニタリングの強化によって、不良債権比率の低下を目指す。
JT貯蓄銀行の貸出残高は2024年6月末には2,283億円とほぼ横ばいで推移した。債権の質の良化を重視し、貸出残高をコントロールした結果である。JT親愛貯蓄銀行と同様の理由から、平均預金金利が低下する一方で平均貸出金利が上昇しており、預貸スプレッドは2023年3月の5.21%から2024年6月には7.28%へと改善した。また、不良債権比率は2024年6月末には8.61%になったが、貸倒引当金を控除したネットでは7.28%に留まった。JT親愛貯蓄銀行と比べてネット不良債権比率は高いものの、JT貯蓄銀行では法人向け貸出の割合が多く、大半が担保で保全されているため問題はないようだ。引き続き回収とモニタリングを強化することで、不良債権の抑制に注力する方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
■業績趨勢
(2) 韓國和蒙古的金融業務
截至2024/12財年第二季度,J信託<8508>的營業收入爲234.94億日元(比去年同期增長2.7%),營業虧損爲12.56億日元(去年同期虧損12.6億日元)。至於營業收入,儘管儲蓄銀行業務的貸款有所下降,但由於新貸款利率上升導致利息收入增加,利息收入增加,銷售額增加。由於經濟惡化和應收賬款不良導致的債務損失準備金和債務銷售損失準備金增加,營業利潤變爲虧損。但是,第一季度的增長速度超過了計劃,營業虧損爲12億日元,而計劃營業虧損爲13億日元,與該計劃相比的營業收入爲0億日元,第二季度的營業虧損爲1億日元。
JT Chinai儲蓄銀行的貸款餘額在2024/6年底下降至2445億日元,這是由於不良貸款增加以及不良貸款增加和遵守國際清算銀行法規導致的戰略抑制個人貸款。自從以高利率收取的1年期定期存款於2022年秋季到期以來,平均存款利率一直呈下降趨勢,而由於平均貸款期限爲5年,平均貸款利率逐漸上升。結果,存款和貸款利差從2023/3年的6.48%提高到2024/6年的7.51%。該政策是繼續進行適當的管理,旨在擴大存款和貸款利差。此外,由於貸款餘額減少,不良貸款比率在2024/6年底升至10.18%,但在扣除債務損失準備金後,淨利率仍爲3.06%。我們的目標是通過繼續加強收款和監測,降低不良貸款的比率。
截至2024/6年底,JT儲蓄銀行的貸款餘額幾乎保持不變,爲2283億日元。這是控制貸款餘額的結果,重點是提高索賠質量。出於與JT中國儲蓄銀行類似的原因,平均貸款利率上升,而平均存款利率下降,存款和貸款利差從2023/3年的5.21%提高到2024/6年的7.28%。此外,截至2024/06年底,不良貸款的比率爲8.61%,但在扣除債務損失準備金後,互聯網上的不良貸款率仍爲7.28%。儘管與JT Chinai儲蓄銀行相比,淨壞賬比率很高,但JT儲蓄銀行的公司貸款比率很高,而且大多數都受抵押品保護,因此似乎沒有問題。這項政策側重於通過繼續加強收款和監測來抑制壞賬。
(由FISCO客座分析師國茂樹撰寫)