■会社概要
1. 会社概要
ラクト・ジャパン＜3139＞は東京都中央区日本橋に本社を置き、乳製品原料、食肉及び食肉加工品などの食品原料を輸入する独立系の食品専門商社である。同社を含めて、国内連結子会社1社、海外連結子会社9社及び海外持分法適用関連会社1社でグループを構成している。ラクトとはラテン語で「乳」のことを意味し、同社はその名のとおり、乳製品原料の輸入事業を中心に、食の領域において事業を拡大してきた。日本の輸入乳製品における同社取り扱いシェアは約35%と国内トップクラスである。
同社は、もともと食品専門商社として乳製品輸入の黎明期から輸入事業を行っていた(株)東食（現 カーギルジャパン(合)）の酪農品部門が独立した会社であり、創業時には既に国内外に一定の取引基盤を有していた。創業以降は、北米、欧州、オセアニアなど世界の主要な生乳生産地に現地法人を設立し、サプライヤーとのリレーションを緊密なものにしてきた。
食肉及び食肉加工品の日本への輸入販売も行い、仕入先・調達品目の多角化を進めるとともに、健康食品需要の高まりに合わせて、乳由来のプロテイン原料など機能性食品原料の取り扱いも拡大している。さらに、日本での輸入販売事業のみならず、成長著しいアジア市場にも子会社・関連会社を設立し、乳製品の輸入販売事業のほか、プロセスチーズとナチュラルチーズ加工品の製造販売事業を展開し、持続的な成長を目指している。
海外子会社のうち、米国のLACTO USA INC.（以下、ラクト・アメリカ）、オーストラリアのLACTO OCEANIA PTY. LTD.（以下、ラクト・オセアニア）、オランダのLACTO EUROPE B.V.（以下、ラクト・ヨーロッパ）の3社は、生乳生産地域における乳原料・チーズの調達拠点である。ラクト・アメリカは、乳原料・チーズ、食肉、機能性食品原料の日本及びアジア地域向けの輸出事業を行う。ラクト・オセアニア、ラクト・ヨーロッパは、オセアニア地域及び欧州の仕入先との情報交換を通じて乳原料・チーズ事業に有益な情報の収集や価格交渉、さらには新規仕入先の開拓など、主に同社グループの乳原料・チーズ部門のサポートの役割を担っている。
アジア市場においては、拡大する乳製品市場の開拓が成長ドライバーである。シンガポールにおいて乳原料の卸売及びチーズの製造販売を行うLACTO ASIA PTE.LTD.（以下、ラクト・アジア）を中核企業として、マレーシアにLACTO ASIA (M) SDN. BHD.（以下、ラクト・マレーシア）、タイにFOODTECH PRODUCTS (THAILAND) CO.,LTD.（以下、FTT社）、中国にLACTO SHANGHAI CO.,LTD.（以下、ラクト上海）、インドネシアにPT. LACTO TRADING INDONESIA（以下、LTI社）、フィリピンにLACTO PHILIPPINES INC.（以下、ラクト・フィリピン）の5つの子会社、並びにインドネシア現地資本との50%合弁で設立した関連会社PT. PACIFIC LACTO JAYA（以下、PLJ社）を設立し、事業を展開している。各子会社、関連会社は、海外から仕入れた乳原料・チーズを、各子会社のある国及びその周辺国において日系及び現地食品メーカーなどに販売している。なお、ラクト・アジア、FTT社、PLJ社は自社工場でチーズ製品の開発・製造販売も手掛ける。
2. 沿革
（執筆：フィスコ客員アナリスト 松本章弘）
■公司概述
1。公司概述
Lacto Japan ＜3139＞是一家獨立的食品專業貿易公司，總部位於東京中央區日本橋，進口乳制原料、肉類和加工肉製品等食品原料。包括公司在內，該集團由1家國內合併子公司，9家海外合併子公司和1家海外股權法適用的關聯公司組成。Lacto在拉丁語中意爲 「牛奶」，顧名思義，該公司已擴大了其在食品領域的業務，以乳製品原料的進口業務爲中心。該公司從日本進口的乳製品的處理份額約爲35％，在日本名列前茅。
東食株式會社（現爲日本嘉吉（聯合））的乳製品部門是該公司的獨立公司，該公司從乳製品進口之初就以食品專業貿易公司的身份從事進口業務，後來成爲一家獨立的公司，在成立之時，它已經在國內外擁有固定的貿易基礎。自成立以來，已在全球主要的原奶生產地點（例如北美、歐洲和大洋洲）建立了當地子公司，並且與供應商的關係一直很密切。
肉類和加工肉類產品也被進口和銷售到日本，正在促進供應商和採購項目的多樣化，隨着對健康食品的需求不斷增加，來自牛奶的蛋白質原料等功能性食品原料的處理也在擴大。此外，除了日本的進口和銷售業務外，還在快速增長的亞洲市場建立了子公司和相關公司，除了乳製品的進口和銷售業務外，我們還在發展加工奶酪和天然奶酪加工產品的製造和銷售業務，以實現可持續增長。
其海外子公司包括LACTO USA INC.（以下簡稱Lacto America），澳大利亞的LACTO OCEANIA PTY。有限公司。荷蘭的三家公司（以下簡稱Lacto Oceania）和LACTO EUROPE B.V.（以下簡稱 Lacto Europe）是生牛奶生產地區乳製品原料和奶酪的採購基地。Lacto America從事乳製品原料、奶酪、肉類和功能性食品原料向日本和亞洲地區的出口業務。Lacto Oceania和Lacto Europe主要通過與大洋洲地區和歐洲的供應商進行信息交流、收集有關乳製品原料和奶酪業務的有用信息，甚至開發新的供應商，在支持集團的乳製品配料/奶酪部門方面發揮着重要作用。
在亞洲市場，不斷擴大的乳製品市場的發展是增長的動力。LACTO ASIA PTE.LTD.，以新加坡LACTO ASIA（M）SDN爲核心企業，批發乳製品原料並在馬來西亞製造和銷售奶酪。BHD。（以下簡稱 Lacto Malaysia）、泰國食品科技製品（泰國）有限公司（以下簡稱《金融時報》）、LACTO SHANGHAI CO.（中國）有限公司（以下簡稱 Lacto Shanghai），PT 到印度尼西亞。位於菲律賓的LACTO TRADING INDONESIA（以下簡稱LTI），LACTO PHILIPPINES INC.，這是一家由5家子公司（以下簡稱LCTO菲律賓）以及與印度尼西亞當地首都PACIC LACTO JAYA（以下簡稱PLJ）合資的50％合資企業成立的關聯公司，目前正在發展業務。每家子公司和關聯公司將從海外購買的乳製品原料和奶酪出售給每個子公司所在國家和鄰國的日本和當地食品製造商。此外，Lacto Asia、FTT和PLJ還在自己的工廠開發、製造和銷售奶酪產品。
2。歷史
（由FISCO客座分析師松本明弘撰寫）
