■業績動向
1. 2024年3月期の業績概要
ミアヘルサホールディングス＜7129＞の2024年3月期の連結業績は、売上高で前期比2.1%増の22,722百万円、営業利益で同106.8%増の395百万円、経常利益で同121.0%増の374百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同97.4%減の5百万円となった。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新し、会社計画に対しても上回って着地した。親会社株主に帰属する当期純利益に関しては、補助金収入を中心に特別利益が前期から315百万円減少したことに加え、介護事業における減損損失256百万円を計上したことなどにより大幅減益となった。
事業セグメント別の前期比増減額を見ると、売上高は介護事業が不採算事業所の閉鎖を実施した影響で119百万円減少したが、医薬事業で320百万円、保育事業で287百万円の増収となった。また、セグメント利益はその他で20百万円の減益となったものの、主力3事業が揃って増益となり、特に保育事業が146百万円の増益となるなど全体の利益をけん引する格好となった。
(1) 医薬事業
医薬事業の売上高は前期比3.6%増の9,306百万円、セグメント利益は同2.7%増の545百万円となった。店舗数は前期末比横ばいの42店舗となった。2024年1月に門前薬局（東京都府中市）を1店舗閉店※し、医療モール型薬局（東京都台東区）を1店舗出店した。
※榊原記念病院の門前薬局として営業していたが、競合の敷地内薬局が開設されて以降、処方箋枚数が減少し閉店を決定した。
売上高は処方箋枚数が前期比3.6%増と3期連続で増加したほか、処方箋単価も同0.2%増と3期ぶりの上昇に転じたことで増収となった。処方箋枚数はコロナ禍の収束に伴う外来受診抑制の緩和、及びインフルエンザが流行したことにより既存店舗が同2.0%増と堅調に推移したほか、新規出店効果（2023年3月期1店舗、2024年3月期1店舗）で1.6%の増加要因となった。処方箋単価のうち、薬剤料単価は前期比横ばい水準で推移した。薬価改定の影響（前期比約5.0%減）があったものの、感染症患者及び高額医療品処方箋枚数の増加で相殺した。技術料単価は「かかりつけ薬局」としてのサービスの充実、及び後発医薬品調剤体制加算の取り組みを強化したことが上昇要因となった。利益に直結する技術料単価の上昇により、セグメント利益は4期ぶりの増益となった。
なお、2022年1月に新設して以降、来院患者数が伸び悩んでいる東京女子医科大学附属足立医療センターについては、2024年3月期も当初想定（1,200人/日）の5割強程度に留まっている。医師不足により同センターで当初計画していた診療科目数に達していないことが主因だ。このため、同社が門前薬局として開設した2店舗（江北店、江北2号店）の稼働率も低迷している。ただ、地域医療を担う中核医療機関としての位置づけは変わらず、今後数年間かけて当初想定の患者数になるものと同社では見ており、大型店舗として中期的に収益貢献するものと期待される。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲）
■業績趨勢
1。截至2024年3月31日的財政年度財務摘要
Mia Health Holdings截至2024/3財年的合併財務業績爲銷售額227.22億日元，比上一財年增長2.1％；營業收入爲3.95億日元，增長106.8％；普通收入爲3.74億日元，增長121.0％；歸屬於母公司股東的淨收益下降97.4％至500萬日元。銷售額、營業利潤和普通利潤創歷史新高，並超過了公司計劃並實現了目標。關於歸屬於母公司股東的淨利潤，除了以補貼收入爲中心的特別利潤比上一財年減少了3.15億日元外，由於護理業務中記錄了2.56億日元的減值損失等，利潤急劇下降。
從各業務板塊的同比增減來看，由於關閉護理業務中無利可圖的機構的影響，銷售額下降了1.19億日元，但製藥業務的銷售額增長了3.2億日元，兒童保育業務的銷售額增長了2.87億日元。此外，儘管分部利潤除此之外還下降了2000萬日元，但三大業務均增加了利潤，特別是兒童保育業務的利潤增加了1.46億日元，這似乎推動了整體利潤。
(1) 藥品業務
製藥業務的銷售額較上一財年增長了3.6％，達到93.06億日元，分部利潤增長了2.7％，達到5.45億日元。與上一財年末相比，門店數量持平至42家。2024/1年，門前藥房（東京都府中市）的1家商店關閉*，並開設了一家醫療中心型藥房（東京都臺東區）。
*它在Sakakibara Memorial Hospital門前作爲藥房運營，但是在競爭對手的現場藥房成立後，處方數量減少了，因此決定關閉。
銷售額連續第三個季度增長，處方藥數量與上一財年相比增長了3.6％，銷售額也有所增加，因爲處方藥的單價也增長了0.2％，並在3個財年內首次開始上漲。處方藥數量保持穩定，現有門店增長了2.0％，這是由於 COVID-19 疫情結束和流感傳播導致的門診抑制有所放鬆，而開設新門店（截至2023/3財年爲1家門店，截至2024/3財年爲1家門店）的影響是增長1.6％。在處方單位價格中，藥品費用單位價格與上一財年相比保持不變。儘管有藥品價格調整的影響（較上一財年下降了約5.0％），但傳染病患者人數的增加和昂貴醫療產品的處方數量的增加抵消了這種影響。技術收費單位價格的上漲是由於加強了 “初級藥房” 的服務，以及加大了增加非專利藥品分配系統的力度。由於與利潤直接相關的技術費用單位價格的上漲，分部利潤在四個財年中首次增長。
請注意，對於附屬於東京女子醫科大學的足立醫療中心來說，自2022年1月新成立以來，該醫院就診的患者人數一直低迷，2024/3財年保持在最初假設的略高於50％（每天1,200人）。主要原因是，由於醫生短缺，最初計劃在同一中心接受的醫療對象數量尚未達到。因此，該公司作爲門前藥房設立的2家門店（港北店，港北第二店）的入住率也很低。但是，作爲負責區域醫療保健的核心醫療機構的地位沒有改變，該公司預計，未來幾年將達到最初預期的患者人數，預計它作爲一家大型門店將在中期內爲利潤做出貢獻。
（作者：FISCO 客座分析師佐藤喬）
