■アイエックス・ナレッジ<9753>の事業内容
同社グループは、同社、子会社シーアンドエーコンピューター及び関連会社HISホールディングス(旧 北洋情報システム。2004年8月に資本・業務提携、同社出資比率20.0%)で構成され、コンサルティングから主力のシステム開発(システムインテグレーションサービス)、システム運用(システムマネージメントサービス)、商品販売までのトータルソリューションサービスを提供する情報サービス業を展開する。
2024年3月期のサービス品目別売上構成比は、コンサルティング9.2%、システム開発68.7%、システム運用22.1%、商品販売ほか0.0%と前期とほぼ同じ構成比で、システム開発が占める割合が大きい。また、エンドユーザー業種別売上構成比は、産業・サービス34.9%、金融・証券29.2%、情報・通信25.5%、社会公共・土木建築10.4%となっており、主要3業種のバランスが良い。2024年3月期から「社会・公共」分野は「社会公共・土木建築」分野に名称が変更され、土木建築分野において公共性の高いシステムの開発を行う子会社シーアンドエーコンピューターの業績が計上されることとなった。
1. コンサルティング
ビジネスの知識・経験・業務ノウハウを兼ね備えたコンサルタントやエンジニアが、ユーザーのニーズに合わせてIT戦略立案コンサルティング、IT化推進コンサルティング、BI※コンサルティングなどを提供する。営業的な側面では、コンサルティングで実績を積み上げ、システム開発及びシステム運用案件につなげることに注力している。
※BI(Business Intelligence)とは、ビジネスにおける意思決定の高速化と迅速化を支援する情報システムのこと。
2. システム開発
同社の主力事業で、ソフトウェア・ハードウェア・ネットワークを統合してベスト・ソリューションを導き出すシステムインテグレーションサービスを提供している。具体的には、大手システムイングレーターやユーザー系の情報システム子会社から受託し、金融・証券、産業・サービス、情報・通信などのユーザー向け業務アプリケーションの開発を行う。さらに、ストレージやルーターなどのITプラットフォーム関連機器、車載向けシステム、デジタル複合機など、組込みソフト開発も手掛けている。同社が手掛けてきたシステム開発の実績として、金融・証券向けでは証券基幹業務パッケージシステム(フロント/バックオフィスシステム)、大手銀行基幹業務システム開発・保守や情報系インフラ構築/データ移行、生保基幹業務システム全般などがあり、官公庁向けでは職員情報システム開発などがある。特に、大手銀行向けの外為・外貨フロント~バックオフィスシステムの開発は、長年にわたって同社が手掛けており、ユーザーから高い評価を得ている。
また、システム品質の妥当性を第三者の立場で確認するほか、業務要件の実現性や操作性といった実運用の適合性をユーザーに代わって検証し、品質状況を報告するシステム検証サービスも提供している。具体的には、要件定義検証サービス、システム受入検証サービス、システム開発検証サービスがある。要件定義検証サービスは、同社が実践してきた要件定義検証のプロセスを活用して、システム開発の上流工程の品質を確保し、システム開発全体の品質向上を支援する。システム受入検証サービスは、稼働前のシステムに対する第三者視点の受入テストを実施し、対象のシステムがユーザーのビジネスモデルや経営課題に適合しているかの妥当性を確認、ユーザーの要求が漏れなく実現できているかを検証するシステムの品質評価サービスである。また、システム開発検証サービスでは、開発組織から独立した立場で検証を行う。
3. システム運用
運用業務のアウトソーシングサービス、運用業務効率化のための運用設計や基盤構築など、システム運用に関するあらゆるサービスを提供する。具体的には、他社が構築したシステムにも対応するアプリケーション保守サポート、運用業務の安定効率化やドキュメント作成などの運用基盤保守サポート、24時間365日システム運行を管理するシステムオペレーションサービス、システム監視及び障害検知からのエスカレーション、問い合わせ対応、ITIL※準拠のインシデント管理サービスを行うヘルプデスクサービスなどを提供する。取り組み事例としては、東証をはじめとする証券取引所で、清算・決済システムの運用などミッションクリティカルなシステムのサポートを同社人材が担っている。
※ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ:IT Infrastructure Library)とは、英国商務局が策定したITに関する運用・管理手法を体系的にまとめたガイドラインのこと。ITの活用における先進的な企業の事例をもとに、そのノウハウを標準化したもの。なお、ITILは包括的なガイドラインであり、何をどのように行うか詳細に記述されているわけではない。導入に当たっては実際の業務に照らして独自にプロセスを定める必要がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
■IX Knowledge<9753>的業務描述
公司集團由公司、其子公司C&A Computer及其關聯公司HIS Holdings(前身爲北洋信息系統)組成。它由2004/8年的資本和業務聯盟組成,公司的投資比例爲20.0%),並發展了一項信息服務業務,提供從諮詢到主系統開發(系統集成服務),系統運營(系統管理服務)和產品銷售的整體解決方案服務。
2024/3財年按服務項目劃分的銷售構成比率幾乎與上一財年相同,諮詢9.2%,系統開發68.7%,系統運營22.1%,產品銷售等0.0%,系統開發佔很大比例。此外,按最終用戶行業劃分,行業/服務業的銷售結構比率爲34.9%,金融/證券爲29.2%,信息/通信爲25.5%,社會公共/土木工程和建築業爲10.4%,因此三個主要行業之間的平衡良好。從2024/3財年起,“社會/公共” 領域的名稱更改爲 “社會公共/土木工程” 領域,並將記錄在土木工程和建築領域開發高度公共系統的子公司C&A Computer的業績。
1. 諮詢
具有業務知識、經驗和業務知識的顧問和工程師根據用戶需求提供IT戰略規劃諮詢、IT推廣諮詢、BI*諮詢等。在銷售方面,我們專注於通過諮詢積累成果,並將其與系統開發和系統運營項目聯繫起來。
*BI(商業智能)是一個支持加快和加快業務決策的信息系統。
2。系統開發
這是該公司的主要業務,它提供系統集成服務,整合軟件和硬件網絡,以得出最佳的解決方案。具體而言,它與主要系統集成商和用戶相關信息系統子公司簽訂合同,爲金融/證券、工業/服務、信息/通信等用戶開發業務應用程序。此外,它們還參與嵌入式軟件開發,例如存儲和路由器等與IT平台相關的設備、車載系統和數字多功能數碼複合機。作爲公司從事的系統開發的往績記錄,包括證券核心業務包系統(前臺/後臺系統)、主要銀行核心業務系統的開發/維護、信息基礎設施建設/數據遷移、一般人壽保險核心業務系統等,用於金融和證券,以及政府辦公室的人員信息系統開發。特別是,該公司多年來一直在爲各大銀行開發外匯和外幣前端到後臺系統,並獲得了用戶的高度好評。
此外,除了從第三方的角度確認系統質量的適當性外,它還提供系統驗證服務,代表用戶驗證業務要求的可行性和可操作性等實際操作的適用性,並報告質量狀態。具體而言,有需求定義驗證服務、系統驗收驗證服務和系統開發驗證服務。需求定義驗證服務利用公司實施的需求定義驗證流程來確保系統開發上游流程的質量,並支持整體系統開發質量的改進。系統驗收驗證服務是一種系統質量評估服務,它在運行前從第三方的角度對系統進行驗收測試,確認目標系統是否符合用戶的商業模式或管理問題的適當性,並無遺漏地驗證用戶的要求是否得到實現。此外,在系統開發驗證服務中,驗證是從獨立於開發組織的角度進行的。
3.系統操作
我們提供所有與系統運營相關的服務,例如運營外包服務、運營設計和基礎設施建設,以提高運營效率。具體而言,它提供與其他公司構建的系統兼容的應用程序維護支持、運營基礎設施維護支持(例如提高運營工作和文檔創建的穩定性和效率等)、全年 365 天、每天 24 小時管理系統運行的系統運營服務、系統監控和故障檢測的上報、對查詢的響應以及執行符合 ITIL* 的事件管理服務的幫助臺服務。該舉措的一個例子是,該公司的人力資源負責支持關鍵任務系統,例如從東京證券交易所開始的證券交易所清算和結算系統的運營。
* ITIL(IT基礎架構庫:IT基礎設施庫)是一份指南,系統地總結了英國商務部制定的與IT相關的運營/管理方法。它根據先進公司在使用信息技術方面的例子對這種專有技術進行了標準化。請注意,ITIL 是一項全面的指南,它沒有詳細描述要做什麼和如何做。在實施時,有必要根據實際工作獨立確定流程。
(由 FISCO 客座分析師角田秀夫撰寫)