■会社概要
1. 会社概要
兵機海運<9362>は、独立系海運会社として神戸市に本社を構えている。神戸港・姫路港・大阪港をベースに、内航・外航の海上輸送、倉庫、通関・国際輸送といった総合的な物流サービスを提供している。「安全・迅速・信頼」をモットーに、いかなる時世にも顧客に対する輸送責任を果たす「堅実さ」を大切な価値観としている。
営業拠点は、本社・姫路支店・大阪支店・東京支店・中国支店(岡山県倉敷市)の5ヶ所であり、物流拠点は、神戸物流センター・兵庫埠頭物流センター・大阪物流センター・姫路倉庫の4ヶ所である。
同社の関連会社は2社で構成されており、船員派遣や船舶管理などを担う七洋船舶管理(株)、姫路港での沿岸荷役業務や構内請負業務などを担う(株)吉美からなる。なお、外航事業を手掛けていた連結子会社K.S.LINES S.A.(パナマ国パナマ市)は、極東ロシア向け航路が中長期的に再開できないとの経営判断から社船を売却し、清算を完了した(2024年3月)。
同社グループの従業員数は増加基調にあり、2024年3月31日時点で248(2023年3月31日時点237名、2022年3月31日時点231名、2021年3月31日時点230名)となっている。
2022年12月に創業80周年を迎えた。今後も100年企業に向け、持続的発展を目指す
2. 沿革
第二次世界大戦中の1942年、国家総動員法に基づき発令された「戦時海運管理令」という勅令により、船舶を国で一元管理するための統合会社が各県に誕生した。兵庫県においても県下全内航業者218店と船主が統合され、兵庫機帆船運送(株)が設立された。当該企業が同社の前身である。なお、同社は2022年12月に創業80周年を迎えた。今後も経営理念と共存共栄の精神を大切にしながら持続的に発展し、100年企業へと歩みを進めていく方針だ。
事業としては、1942年に内航海運業をスタートし、以降は1949年に港運湾港運送事業、1953年に通関業、1970年に倉庫業、1978年に外航海運業をスタートしている。
株式市場へは、1964年10月に大阪証券取引所(以下、大証)市場第2部に上場し、2013年7月には東証と大証の現物市場統合に伴い、東証第2部に上場した。そして、2022年4月には東証の新市場区分であるスタンダード市場へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
■公司資料
1. 公司資料
兵機海運<9362>作爲一家獨立的海運公司,總部設在神戶市。公司以神戶港、姬路港、大阪港爲基礎,提供內航、外航的海上運輸、倉庫、通關和國際物流服務等綜合物流服務。公司以“安全、迅速、信賴”作爲座右銘,將履行對客戶的運輸責任作爲最重要的價值觀。
營業拠點爲總部、姬路支店、大阪支店、東京支店、中國支店(岡山縣倉敷市),物流拠點爲神戶物流中心、兵庫埠頭物流中心、大阪物流中心、姬路倉庫。
該公司的關聯公司由兩家組成,分別是負責派遣船員、船舶管理等的七洋船舶管理股份有限公司,以及負責姬路港沿岸裝卸業務和內部分包業務等工作的吉美股份有限公司。另外,負責外航業務的子公司K.S.LINES S.A.(位於巴拿馬市)的船隻因爲經營判斷認爲遠東俄羅斯航線長期無法恢復而被出售,公司已於2024年3月清算。
該公司集團的員工數量呈增長趨勢,在2024年3月31日時爲248人(2023年3月31日爲237人,2022年3月31日爲231人,2021年3月31日爲230人)。
其創立80週年紀念日於2022年12月到來。公司將繼續力爭成爲持續發展的百年企業。
2. 發展歷程
在第二次世界大戰中的1942年,根據國家總動員法頒佈了名爲“戰時海運管理令”的勅令,原意是爲了國家一元管理船舶。爲了在兵庫縣實現這一點,218家本地內航業者和船主被整合成爲兵機海運株式會社。該公司是該公司的前身。同時,該公司在2022年12月迎來了其成立80週年。今後,該公司將繼續堅持與經營理念和共生共榮精神相一致,持續發展,走向成爲百年企業。
作爲業務,他們在1942年開始從事內航海運業務,此後於1949年開始港口運輸業務,1953年開始通關業務,1970年開始倉庫業務,1978年開始外航海運業務。
股票市場上,兵機海運<9362>於1964年10月在大阪證券交易所市場第2部上市,於2013年7月隨着東證和大證的現貨市場合並,轉爲在東證第2部上市。2022年4月,它移動到了東京證券交易所的新市場標準市場。
(作者:富士客座分析師清水陽一郎)