■中期経営計画
3. 成長戦略
アートネイチャー<7823>は、強みと環境認識を背景に価値創造に向けた成長戦略を引き続き展開、男性向け事業で他社との差別化戦略の推進、女性向け事業では新たな顧客接点の創出や事業間の連携強化、女性向け既製品事業では出店数の拡大と既存顧客に対する販売戦略の強化、その他事業では認知度拡大に向けた取り組みの強化、そして新領域での事業開発を推進している。そのうえで、すでに毛髪業界でトップシェア(35%程度)と推測されるが、さらにシェアを40%に引き上げるとともに、出遅れていた女性向けでもトップの座を狙う。
男性向け事業では、他社との差別化戦略を推進して1.5%成長を維持する計画である。そのため、これまでも高付加価値商品を提供してきたが、さらに価格で負けない高付加価値商品を開発するとともに、原材料高に対する既存モデルの価格改定、安心して来店できる環境整備、人員増強による受入体制の強化、ウィッグ訴求のプロモーション強化、シニア層以外への認知拡大に向けた取り組み強化などを推進する。同業他社は、コロナ禍の痛手により新商品を開発する余力に欠けるように見受けられ、特に常時身につけるため品質指向の強いウィッグで、自社内に蓄積してきた技術と毎年2回新商品を投入する開発力で圧倒的な差をつける考えである。
女性向け事業では、新たな顧客接点の創出と事業間連携の強化により5.4%成長を確保する計画である。そのため、「スタイリア」など「フィーリン」に続くメガヒットの開発、原材料高に対する既存モデルの価格改定、自社アプリ強化などによる新たな顧客接点の創出、女性向け既製品事業との連携強化によるハイブリッド店や広告の展開、新たな催事の開発などを推進している。特に前中期経営計画のヒット商品である「フィーリン」の買い替え需要が見込まれるが、確実にその需要を確保することも重要な目標となっている。また、新たな顧客接点の創出では、従来の広告による反響営業に加え、足元で重要が高まっているSNSやオンラインを活用した新規の開拓チャネルを構築する。女性向け既製品事業との連携ではハイブリッド店の強化を進めるが、新規での連携も強化して店頭の接客力を向上させる。
女性向け既製品事業では、出店数の拡大と既存顧客に対する販売戦略の強化により12.7%成長を達成する計画である。そのため、既製品ウィッグユーザーの潜在需要を刺激するオーダーメイド品質の商品投入、原材料高に対する既存モデルの価格改定、未出店エリアへの出店拡大(2026年3月期末までに9店舗を出店する予定)、女性向け事業との連携強化、リピート販売体制の強化などを進めている。特に、新規購入後にメンテナンスなどで継続的に来店してもらい、然るべきタイミングで追加購入を図ってリピート売上を増やす計画である。リピート売上を拡大するには顧客を確実にフォローする体制が重要で、商品供給体制やアフターメンテナンスの内容見直しなどにより生産性を向上して応対時間を捻出するほか、人材の育成や顧客アプローチの手法見直しなどにより成約率の向上を図る。
その他事業の通販・海外事業では、アートネイチャーブランドの認知拡大に向けた取り組みの強化、アフターコロナにおける海外での営業活動の再開、収益性を重視した運営の徹底などを推進する。また、新領域の事業については、本業に隣接した「美と健康」に関わる事業を開発・拡充し、2026年3月期に売上高で30億円(最大100億円)を目指す。なお、前述したとおり、ウィッグ需要がまだ期待できる中国国内における販売事業からの撤退を発表したが、東南アジアへの注力方針は変わらない。
一方、中期経営計画における資金計画は、女性向け事業への積極投資、既存店舗の移転リニューアル・改修、ITシステム投資など持続的な成長に向けた積極的な事業投資に年間30億円、魅力ある配当など株主還元の向上に年間10億円を計画、これに対しておおむね年間30億円~50億円が見込まれる営業キャッシュ・フローを充当する予定である。さらに、新領域の事業の獲得や拡充に対して3年間の上限として100億円を検討しているが、これには手元資金を充てる予定である(2024年3月期末の現金及び預金残高193億円)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
■中期經營計劃
3.戰略增長
該公司通過技術創新、人才培養和業務擴大等措施,追求持續性發展。該戰略側重於增強產品和服務的提供能力、迅速響應市場需求以及提高業務效率和有效管理人力資源。
藝術自然<7823>以其優勢和環境意識爲背景,繼續展開爲創造價值的成長戰略,推進與其他公司不同化戰略的男性業務,在女性業務中創造新的客戶接觸點和業務間的協作,擴大女性成衣業務的店鋪數量和對現有客戶的銷售策略強化,以及在其他業務領域增強提高知名度的努力並推進新領域的業務開發。同時,儘管已經推測在毛髮行業中具有領先的市場份額(約爲35%),但仍然旨在將份額提高到40%,並爭奪女性市場中落後於其他公司的最高市場份額。
男性業務計劃推進差異化戰略以保持1.5%的增長。因此,除了之前就提供高額附加值商品外,還計劃開發不會輸掉的提供高附加值商品、針對原材料價格高的現有模型的價格調整、營造安心來店環境、通過人員增加來強化接待體系、推進假髮銷售的促銷、加強對除老年人以外的對象的認知擴大等措施。同業中的其他公司似乎因新冠疫情而缺乏開發新商品的餘地,特別是在強調品質的假髮方面,通過與產品內部積累的技術以及每年2次的新產品投入來確立勢不可擋的差異化。
女性業務計劃通過創建新的客戶接觸點和加強業務間的協作來確保5.4%的增長。因此,推動開發像“Stylia”和“Feelin”等大熱商品、針對原材料價格高的現有模型的價格調整、通過加強自己的應用程序來創造新的客戶接觸點、通過與女性成衣業務進行協作來推廣混合店和廣告、推進新的活動開發等措施。特別是在中期企業計劃中商定的“感覺”是希望刺激轉售需求,因此確保該需求是一個重要目標。此外,在創造新的客戶接觸點方面,除了通過以前的廣告反應業務之外,還構建了利用正在緊張發展的SNS和在線等新的開拓渠道的體造。與女性成衣業務的協作方面,推進強化混合店,同時加強新的協作以提高店鋪的接待力。
通過擴大店鋪數量和加強現有客戶銷售策略,女性成衣業務計劃實現12.7%的增長。因此,推出定製品質商品以刺激現有成衣假髮用戶的潛在需求、針對原材料價格高的現有模型的價格調整、對未出店區域的店鋪擴張(計劃在2026年三月期末開設9家店)、推進與女性業務之間的協作、加強重複銷售策略等措施。特別是,該計劃旨在爲新的購買後維護等提供連續來店並在適當時機進行追加購買以擴大重複銷售額。爲了擴大重複銷售額,重要的是確保以客戶爲中心的體制,通過改善產品供應體制和馬上提供服務內容等改進生產力,解放時間,並通過培養人才和改進對客戶的接洽方法等來提高成交率。
通訊銷售·境外業務等其他業務方面,推進了提高藝術自然品牌知名度的努力、在海外恢復營銷活動、強調收益的經營效率等措施。此外,對於與基本業務相鄰的與“美和健康”有關的業務,計劃開發和擴展業務以實現到2026年三月期的營業收入30億日元(最大100億日元)的目標。視財產負債表上是現金及存款餘額193億日元的2024年三月期末爲基礎,對於新的業務領域的開發和擴大,正在考慮上限爲100億日元的時間限制爲三年。(諮詢熱線:0120-858-590)。
中期企業計劃的資金計劃,年度計劃30億日元用於積極的業務投資以實現女性業務、既存店鋪的移動、翻新·改革、IT系統投資等的持續性成長,年度計劃10億日元用於提高被吸引的分紅等股東返還,對於新事業領域的開發和擴大,也正在考慮將其限制在三年時間內的上限爲100億日元(2024年三月期末現金和存款餘額193億日元)的計劃。另外,預計年度30億日元至50億日元的經營現金流入會被充分利用。
(作者:華富證券客座分析師宮田仁光)