■今後の見通し
● 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の連結業績について三井松島ホールディングス<1518>は、売上高で前期比27.7%減の56,000百万円、営業利益で同80.5%減の4,900百万円、経常利益で同81.5%減の4,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同81.5%減の2,800百万円を見込んでいる。前期に石炭関連事業が終了したことを受け、減収減益を見込んでいるものの、同社が新たな収益基盤として確立してきた生活関連事業に関しては引き続き好調を維持する見通しだ。
セグメント別の業績見通しは以下のとおり。
(1) 生活関連事業
MOS、カタン、明光商会が牽引役となるほか、日本ストローの業績も堅調に推移することを見込んでいる。ジャパン・チェーン・ホールディングスが通年で寄与することも業績を押し上げる。これらにより、売上高は前期比33.6%増の55,000百万円、セグメント利益は同68.9%増の4,700百万円を見込む。主要事業の見通しは以下のとおり。
a) 日本ストロー
環境対応素材ストローへの移行という大きな社会的潮流のなか、売上、利益ともに堅調に推移することを見込んでいる。引き続き、強みを活かせる海洋生分解性ストローの拡販に注力することにより、シェアアップに注力する。足元ではコンビニ業界において新たな納入先の獲得が予定されている。このことも業績拡大に向けたプラス要因だ。
b) 明光商会
引き続き好調な業績を見込む。原材料高騰などのコスト圧力はあるものの、営業力を活かし高収益製品の販売に注力することにより、利益を積み上げていく。
c) ケイエムテイ
トップラインは堅調な推移を見込む。原材料価格の高騰や為替といった不確実要素があるものの、値上げを実施することによりコスト上昇分を吸収する方針だ。また、引き続き中国、中国香港に向けた輸出に取り組んでいく。現地での高品質ペットフードに対する需要は確実に存在しており、外部環境のボトルネックが解消するのに伴い、海外事業の売上も増加することを見込んでいる。
d) システックキョーワ
外部環境に関しては引き続き厳しい見通しではあるものの、前期に実施した新規顧客の開拓効果が顕在化してくる見通しだ。引き続き、シェアアップに注力する。加えて、新築戸建市場が軟調ななか、技術優位性を活かすことができる新市場を積極的に模索する方針であり、既存市場の落ち込みを新規市場の開拓で補っていく。
e) MOS
キャッシュレス決済の浸透や、円安によるインバウンドの増加など、事業環境は引き続き良好な見通しである。そうしたなかで既存事業の伸長に加えて、カツマタからの事業譲受も業績にプラス要因となる見通しだ。
f) CST
半導体市場の回復が期待されるなか、2024年3月期に実施したコスト改革が引き続き同社業績に貢献することを見込んでいる。トップラインの拡大も期待でき、収益性を高め利益を積み上げる方針だ。
g) 三生電子
中国市場に関しては、不動産不況による需要の低迷などを受けて低調となるものの、日本国内に加えて、中国台湾において最先端の水晶デバイス製造装置に対する需要が増加することを見込んでいる。また、連結子会社化したSaunders & Associatesも業績に寄与することが期待できそうだ。三生電子の子会社になったことにより獲得できる新規顧客もあるという。新規納入先の獲得により、三生電子の業績拡大が期待される。
h) 日本カタン
引き続き好調な業績を見込む。顧客である電力会社の業績が足元で好調であることから、新規、メンテナンス、双方において引き合いが増えることが見込まれる。加えて、顧客からの発注の平準化も期待することができ、収益性に関しても高位安定する見通しだ。
i) プラスワンテクノ
計量装置大手が参入しないコンマ単位の計量領域というニッチ市場で高い技術力を武器にトップシェアを誇っており、同社グループが有する経営ノウハウ、資本力を活用することにより、さらなる業績の拡大を目指す。
j) ジャパン・チェーン・ホールディングス
同社グループが有する経営ノウハウを注入することにより、生産活動などのさらなる効率化を実現し、収益性の向上を図る。加えて、米国経済は順調に拡大しており、同国の成長を確実に取り込み、業績を拡大させる。
(2) エネルギー事業
同事業に関しては、石炭関連事業が終了したことにより、大きく事業規模が縮小することを見込んでいる。再生可能エネルギー分野などからの収益により、売上高は前期比99.1%減の300百万円、セグメント利益は同99.6%減の100百万円を見込む。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
■未來展望
● 2025年3月期業績預測
三井松島控股正在預測2025年3月期的合併業績,銷售收入預計爲5.6億日元,較上期下降27.7%;營業利潤預計爲4.9億日元,較上期下降80.5%;經常利潤預計爲4.8億日元,較上期下降81.5%;當期純利潤預計爲2.8億日元,較上期下降81.5%。由於上一期煤炭相關業務已結束,因此預計收入和利潤將下降。然而,該公司的生活相關業務已成爲新的收入基礎,預計維持穩健增長。
按部門分類的業績預測如下:
(1) 生活相關業務
MOS、Catan和明光商會將成爲主要推手,同時預計日本吸管的業績也將保持堅挺。Japan Chain Holdings 將對全年業績做出貢獻,從而推動業績上升。預計銷售收入爲5.5億日元,同比增長33.6%,預計部門利潤爲4.7億日元,同比增長68.9%。以下是主要業務的預測:
a) 日本吸管
在社會上掀起環保素材吸管取代塑料吸管的風潮,預計銷售和利潤將保持穩健增長。該公司還將繼續致力於拓寬海洋可降解塑料吸管的銷售,並努力提升其市場份額。同時,該公司計劃拓展便利店業務,這是業績增長的一個加分項。
b) 明光商會
預計繼續保持良好的業績。儘管成本上升,但該公司將致力於發揮其銷售實力,專注於銷售高利潤產品,從而積累收益。
c) KMT
預計銷售額將保持穩定增長。雖然存在不確定性因素,如原材料成本上升和匯率波動,但公司計劃通過實施價格上漲的方式來吸收成本上漲,同時繼續向中國和中國香港出口業務。由於當地對高質量寵物食品的需求穩步增長,並伴隨着外部環境瓶頸的消失,海外業務的銷售收入也將增加。
d) System Technology Kyowa(STK)
雖然外部環境仍然不容樂觀,但公司估計新客戶拓展策略將帶來突破。公司還將致力於提高市場份額。此外,公司計劃積極尋找新興市場,以利用其技術優勢,彌補現有市場的下滑。
e) MOS
隨着無現金支付的普及和人民幣貶值帶來的入境遊客增加,公司業務環境持續改善。預計除原有業務之外,從KATSUMATA接替業務也將對公司業績帶來積極影響。
f) CST
半導體市場的回暖和2024年3月期實施的成本改革將繼續爲公司業績貢獻。公司計劃擴大業務並增加利潤,實現高收益。
g) 三生電子
儘管中國市場需求低迷,由不動產曲折帶來的不確定性等因素導致市場表現低迷,但是公司預計日本國內和中國臺灣對最先進的水晶設備製造設備的需求將增加。此外,據悉,三生電子的子公司Saunders & Associates的業務也將對三生電子的業績產生貢獻。隨着新顧客的獲得,三生電子的業務應該會擴大,因此業績應該會有所提高。
h) 日本吸管
預計繼續保持良好的業績。由於顧客即電力公司現在處於良好的業績表現狀態,因此預計在新業務和維護業務方面都會出現增長。此外,還預計能夠穩定訂單量,因此利潤方面也能夠穩定,有望保持高位。
i) Plus One Techno
計量裝置行業的大公司沒有參入的小衆市場中,該公司藉助其高超的技術力作爲武器,佔據着頂尖市場份額。利用其所擁有的管理經驗和資金實力,旨在擴大業績。
j) Japan Chain Holdings
注入同公司所擁有的管理經驗,實現生產活動等更加高效的運作,提高盈利性。此外,美國經濟正穩定發展,將確保其國內增長並擴大業績。
由於煤炭相關業務已結束,該業務規模將大幅縮小。通過從可再生能源領域等獲取收益,預計營業收入將下降99.1%至3億日元,而分段利潤將下降99.6%至1億日元。
由於煤炭相關業務已結束,該業務規模將大幅縮小。通過從可再生能源領域等獲取收益,預計營業收入將下降99.1%至3億日元,而分段利潤將下降99.6%至1億日元。
(作者:富士客座分析師清水陽一郎)