■事業概要
1. 事業概要
AIAIグループ＜6557＞は東京都・千葉県・神奈川県及び大阪府で、認可保育園AIAI NURSERY、児童発達支援施設AIAI PLUSを主力として、幼児教育プログラムの販売等も展開している。2024年3月期はAIAI NURSERYを5施設新規開設（うち1施設は定員数を拡大して移転）、AIAI PLUSを3施設新規開設し、期末時点の施設数はAIAI NURSERYが86施設（東京都30施設、神奈川県3施設、千葉県42施設、大阪府11施設）、AIAI PLUSが20施設（東京都2施設、千葉県15施設、大阪府3施設）、AIAI HOUSEが2施設、AIAI FACTORYが1施設の合計109施設となった。認可保育園数は業界6位規模である。なお2024年3月期末時点ではAIAI HOUSEが2施設、AIAI FACTORYが1施設となっているが、運営する子会社のAIAI Life Careの株式を2024年5月末にQLSホールディングスグループへ譲渡し、連結子会社から除外した。
2. 特徴・強み
認可保育園AIAI NURSERYは、児童福祉法に基づいた児童福祉施設で、面積や保育士等職員数など国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事等に認可された施設である。国及び自治体が負担する施設型給付（園児や保育士に関する補助金、施設の賃借に関する補助金等）を受けて施設を運営する。小規模保育施設AIAI MINIは、子ども・子育て支援制度によって新設された保育施設で、19名以下の定員かつ0歳から2歳までの子どもを対象として、市町村の認可を受けた施設である。利用者からの保育料及び自治体からの地域型保育給付を受けて施設を運営する。
児童発達支援施設AIAI PLUSは、発達に遅れのある未就学児（小学校入学前の児童）を対象として、日常生活における基本的な動作の指導や知識技能の付与、集団生活への適応訓練などの児童発達支援を提供する施設である。1回95分コースのプログラム（運動プログラム、学習プログラム）に週2回以上取り組むことで、適切な行動をとるための感覚情報を処理・組織化していく感覚統合を育成し、発達をサポートする。児童の発達支援において多様化するニーズに応えるため、支援プログラムに関する専門家が個別にサービスを提供している。また、発達障害児童数が増加傾向という事業環境に対応し、職員が保育所等に訪問して療育サービス（保育所等訪問支援）を提供するAIAI VISITの展開を本格化させる。自社のAIAI NURSERYにとどまらず、他社運営の保育園・幼稚園も広範囲で訪問して療育を提供する。収益構造は、AIAI PLUS及びAIAI VISITでは国民健康保険団体連合会（国保連）に障害福祉サービス費を請求するほか、自費負担サービス料を利用者に請求している。なお自治の体補助により、利用者は実質的に原則無償で利用できる。AIAI VISITの売上高は「訪問支援員数×訪問支援員1人当たりの売上高」となり、訪問支援員1人当たりの売上高は「契約件数×訪問回数×訪問単価」となる。訪問単価は、訪問支援員の経験年数によって変動する。
同社の「AIAI三育圏」の強みとしては、特色のある独自の幼児教育プログラムが高い評価を得ていること、千葉県・東京都・大阪市に集中したドミナント戦略によって効率よく展開していること、近年需要が高まっている未就学児の療育の分野においても豊富なノウハウと実績を有していること、保育・療育・教育の3つの「育」を一体的に提供する体制を自社内で構築していること、「AIAI三育圏」のシナジー効果によって高い生産性を実現していることなどがある。このような特徴・強みの結果として、特に千葉県においては圧倒的なシェアを誇り、千葉県内における施設用土地・建物賃貸情報を得やすくなり、新卒保育士の採用でも有利な状況となっている。
AIAI NURSERYは、単に子どもを預かるだけの保育園ではなく、同社は大型遊具「AINI」及び雨天対応大型遊具「AINI BOX」（子どもの運動能力を伸ばす総合アスレチック）を設置しているほか、各施設に専用の学習室を設けて数・図形・文字などに関わる感覚を豊かにするプログラムを実施するなど、「子どもの才能が伸びる園」として就学前能動的学習の充実を図っている。なお雨天対応大型遊具「AINI BOX」は2021年8月に第15回キッズデザイン賞を受賞している。またコスト面では自社システムによってペーパーレス化を推進するなど保育士の事務作業削減を実現している。AIAI PLUSでは2021年4月にサービス内容をリニューアルし、学習と運動を支援する「プログラムの専門家」として新たな発達支援プログラムをスタートさせた。
またAIAI PLUSやAIAI VISITの療育サービスにおける同社の強みとしては、同業他社のなかで唯一学習と運動が一体化された独自の療育プログラムを提供していること、DX（デジタル・トランスフォーメーション）によって効率化されたオペレーションにより、これまで一般的に2ヶ月程度かかるとされていた手続期間を、問い合わせから最短2週間に短縮していること、AIを活用した発達分析機能によってエビデンス（AIAI NURSERYの全園児約5,000人の発達記録ビッグデータと照らし合わせることで、当該園児の発達と同年齢の子どもの発達の乖離度を可視化）のある療育を提供できることなどがある。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 水田雅展）
■業務概要
1.業務概要
AIAI集團＜6557＞在東京都、千葉縣、神奈川縣和大阪府經營着被授權作爲AIAI NURSERY認可保育園、兒童發展支持設施AIAI PLUS的業務，同時也推出幼兒教育項目。2024財年將新開設5家AIAI NURSERY（其中1家將擴大定員並搬遷），新開設3家AIAI PLUS，期末時施設數目爲86家AIAI NURSERY（東京都30家、神奈川縣3家、千葉縣42家、大阪府11家）、20家AIAI PLUS（東京都2家、千葉縣15家、大阪府3家）、2家AIAI HOUSE和1家AIAI FACTORY，總計109家。認可保育場所規模是該行業的第6位。但值得注意的是，雖然在2024年3月期末時AIAI HOUSE有2家、AIAI FACTORY有1家，但該公司旗下的子公司AIAI Life Care的股票已在2024年5月底轉讓給QLS Holding Group，因此從合併公司中排除。
2. 特點·優勢
AIAI NURSERY是基於兒童福利法的兒童福利設施，符合國家規定的設施設置標準，如面積、保育人員的數量，是得到首都縣知事等認可的設施。國家和自治體負擔施設型津貼（與幼兒園兒童或保育員相關的補助金，租賃設備相關的補助金等）進行設施運營。小規模保育設施AIAI MINI是根據兒童·育児支援制度新建的保育設施，是獲得市縣認可的不具備19名以上定員並針對0至2歲兒童的設施。利用自費保育費和自治體提供的地區型保育補助金等來運營設施。AIAI PLUS是針對發育遲緩的未入學兒童（小學入學前的兒童）提供兒童發展支援的設施，提供日常生活中基本動作的指導和知識技能的授予，以及適應集體生活的訓練等服務。通過每週至少進行兩次的95分鐘課程（運動課程、學習課程）參與，培養處理並組織感覺信息的感覺融合，支持兒童發展。爲了滿足多樣化的兒童發展需求，專門的專家爲支持項目提供個別服務。此外，由於發育障礙兒童的數量不斷增加，因此該公司將推廣由職員訪問保育所等提供療育服務（訪問支持）的AIAI VISIT。不僅在自己的AIAI NURSERY中，還在其他公司經營的保育圓和幼稚園中提供廣泛的療育服務。其收入結構是，在AIAI PLUS和AIAI VISIT中，除向國民健康保險團體聯合會（國民醫療保險）請求障礙福利服務費外，還向用戶收取自費服務費。 由於自治體的援助，用戶實際上原則上可以免費使用服務。AIAI VISIT的銷售額是“訪問支持數量×每個訪問支持人員的銷售額”，每個訪問支持人員的銷售額是“契約數量×訪問次數×訪問單價”。訪問單價會因訪問支持人員的經驗年限而變動。
AIAI集團＜6557＞經營着被授權爲提供兒童發展支援的設施的AIAI PLUS，在這種設施中，重點支持發育遲緩的未入學兒童（小學入學前的兒童），爲其提供日常生活中基本動作的指導和知識技能的授予，以及適應集體生活的訓練等服務。通過參與每週至少進行兩次的95分鐘課程（運動課程、學習課程），培養處理並組織感覺信息的感覺融合，以支持兒童的發展。此外，爲了應對多樣化的兒童發育需求，專家也會提供支援計劃的個別服務。最近，爲了適應面向發育障礙兒童的市場環境，該公司決定擴大對AIAI VISIT的努力，讓有關的員工可以訪問保育所等提供療育服務（訪問支援）。不僅在自己的AIAI NURSERY中，還在其他公司經營的保育圓和幼稚園中提供廣泛的療育服務。該產品的銷售額是“訪問支援人數×每個訪問人員的銷售額”，每個訪問人員的銷售額是“訂購數量×訪問次數×訪問單價”。訪問單價會因訪問支持人員的經驗年限而變動。
該公司的“AIAI三育區”擁有特色鮮明的自有幼兒教育項目，並且得到了高度評價，採用“集中”戰略在千葉縣、東京都和大阪市集中高效開展業務，還在近期生產高需求的未入學兒童的療育領域具有豐富的專業知識和成果，自己內部搭建了保育·療育·教育三個“育”一體化的體系，實現了“AIAI三育區”的協同效應等特點和優勢並實現了高生產力。由於這些特點和優勢，該公司在千葉縣擁有壓倒性的市場份額，可以輕鬆獲取千葉縣內施設用地和建築物租賃信息，在新人保育員的招聘中也取得了優勢。
AIAI NURSERY不僅僅是託兒所，而且公司設置了大型兒童遊戲儀器“AINI”和雨天應對大型遊戲儀器“AINI BOX”（綜合運動能力擴展兒童運動器材），在每個設施中設立了專用學習室，開展涉及數量、圖形、文字等感覺豐富的項目，努力成爲“兒童才能得以拓展的幼兒園”，以充實學前積極學習。此外，雨天應對大型遊戲儀器“AINI BOX”在2021年8月獲得了第15屆兒童設計獎。此外，該公司通過自己的系統推動無紙化，實現保育員行政工作的削減。AIAI PLUS在2021年4月重新調整了服務內容，並作爲“專業課程的專家”開始開展支持學習和運動的新發展支援項目。
此外，作爲AIAI PLUS和AIAI VISIT特殊療養服務中的優勢，該公司提供了獨特的學習和運動相結合的個性化療養項目，而其他同行業競爭公司沒有提供這樣的療養項目。通過DX（數字轉型）實現的高效率操作，從詢問到最短2周即可縮短手續時間，通常需要大約2個月的時間。另外，該公司利用AI技術提供有據可依的療養，通過與AIAI NURSERY約5,000名兒童的大數據發育記錄相比較，可視化幼兒與同齡兒童發育的偏離程度。
(撰寫: FISCO特約分析師 水田雅展)
