■ピー・ビーシステムズ<4447>のSDGs及びESGへの取り組み
セキュアクラウドシステム事業を通じたSDGs(Sustainable Development Goals)への貢献は、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」を中心としている。同目標は、具体的に言えばインフラ、産業化、イノベーションに関連するテーマだ。外務省資料の言葉を借りて、さらに補足すれば「強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」ことだと言えよう。
業務システムとデータをクラウドに集約するほか、クラウド中心の高速かつユーザーフレンドリーなデータ活用基盤の全体構築をも支援し、イノベーションの基礎となるビジネスのデジタル化を推進すると同時に、堅牢なサイバーセキュリティを提供し、システム障害はもちろん、現実の災害などの多様なダメージからの迅速なシステム回復能力を形にする。このように同社は、企業におけるシステム面でのインフラを構築すると同時に、どのような危機的状況でも、事業を継続するためのレジリエンスソリューションを提供することを通じて、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献している。
さらに、同社は九州産業大学とユーエム物産(株)との産学連携チームとして、(株)QTnetの「オープンイノベーションプログラム TSUNAGU2021」に出場し、2022年2月15日に「優秀賞」を受賞した。具体的には、九州産業大学スポーツ健康科学科の科学的知見から着想された「VRで身体と脳を活性化させる」アイデアを具現化した、「360°VRシアター4DOH」を活用することで、VRを通じて「身体」と「脳」を活性化させる事業企画「e(エレクトロニック) × r(リアル)スポーツ」が高評価を得た(以下、erビジネスと表記)。事業化の実現可能性を探るため、2023年9月期にシニア向けサービスの需要調査(複数自治体へのヒアリング)を一旦完了した。実機体験のニーズも強いようで、足元で九州産業大学の監修のもとにデモコンテンツを制作中であり、2024年9月期には完成し、実証試験まで進展がみられると弊社では予想していた。実際に上期決算の説明資料においても、高齢者が手軽に認知トレーニングを楽しめるフィットネスゲームを開発し、産学連携で目下ブラッシュアップ中であることが明らかにされており、進捗は順調なようだ。
日本における重大な社会課題であり、国策として取り組む方針が掲げられている「超高齢社会における健康寿命の延伸」などに対して、MetaWalkersを通じてこれまで同社がアミューズメント分野などで培ってきたVR技術などを活用・進化させることで、シニア市場へ参入することを意味する。erビジネスの新展開によって、健康でいきいきと生活することのできる高齢者を増やし、特にエネルギーが低下しがちな地方の活性化を実現する。ひいては「活力ある日本」の実現に貢献することを目指しており、ESG、特にSocial(社会)に対してインパクトを与える可能性のある中長期的に注目すべき取り組みの1つである。この「erビジネス」と「メタバース事業」が中長期的な同社の成長モメンタム加速の原動力として注目されよう。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■Pie-Be Systems<4447>爲SDGs和ESG所做的貢獻
通過安全雲系統業務,貢獻SDGs(可持續發展目標),主要集中在目標9“建立產業和技術革新的基礎”。該目標具體指與基建、工業化、創新相關的主題。進一步補充外務省資料中的話,可以說是“建立強韌的基礎設施、促進包容的持續性工業化、推進創新”。
除了將業務系統和數據集中到雲端外,還支持全面構建基於雲平台的高速且用戶友好的數據利用基礎設施,推進構成商業數字化的基礎。與此同時,提供強固的網絡安全和快速系統恢復能力,不僅可以應對系統故障,還能應對各種現實損失如多種災害迅速恢復系統。Pie-Be Systems公司不僅在企業建立基礎設施中做到了這一點,而且還通過提供能支持危機狀況下的業務連續性的解決方案,對目標9“建立產業和技術革新的基礎”做出了貢獻。
此外,該公司與九州產業大學和有限公司UM物產協商,作爲產學聯盟團隊參加了株式會社QTnet的“開放式創新計劃TSUNAGU2021”,並於2022年2月15日獲得了“優秀獎”。更具體地說,川產業大學體育健康科學科的學術見解啓發了他們產生了“通過VR激活人體大腦”的想法,並通過利用“360° VR影院4DOH”將VR用於“電子x真實體育(er-Business)”項目,獲得了高評價。爲探索該項目的可行性,他們於2023年9月完成了面向老年人的服務需求調查(向多個自治體聽取意見)。現在,他們還在現場開發出受歡迎的九州產業大學監督下的演示內容,並預計到2024年9月將完成並進入實證測試階段。實際上,在上半年的財務會議說明文件中,他們也明確透露了正在開發出適合老年人輕鬆進行認知訓練的健身遊戲,並正與產學合作不斷完善,並且進展順利。
在日本,面臨嚴重的社會問題,政策已經提出解決“超高齡社會中健康壽命的延長”等問題,通過MetaWalkers公司利用並發展他們在遊樂領域中積累的VR技術等資源,來進入老年市場。通過er-Business的新進展,他們將增加健康和活力地生活的老年人,特別是促進地方活力的能量下降,同時爲實現“充滿活力的日本”做出貢獻,這是ESG,尤其是社會領域中中長期值得關注的一項舉措之一。可以看出,er-Business和MetaVerse業務將成爲該公司中長期成長動力的驅動力。
(編輯:FISCO分析師村瀬智一)