■ODKソリューションズ<3839>の事業概要
4. 一般業務(医療関連サービス、人材育成サポート関連サービス)
一般業務は、これまで培ってきたデータ処理ノウハウを生かした新規分野のサービスとして、医療関連サービス、人材育成サポート関連サービスを展開している。
医療関連サービスは、(株)ファルコバイオシステムズ(2016年8月に業務・資本提携したファルコホールディングスの事業会社)の臨床検査関連システム運用業務、医療システム用タブレット製品の販売・アプリ開発などを展開している。
人材育成サポート関連サービスは、2022年7月にクシムから事業譲受したeラーニングプラットフォーム「SLAP」「iStudy(R) LMS」の提供、及びeラーニング教材の開発・販売を展開している。大学受験ポータルサイト「UCARO(R)」とのシナジー創出に加えて、eラーニング・オンデマンド学習・企業研修に関するトータルソリューションの提供を目指す方針としている。
5. その他業務(グループ会社等)
カスタマーサポート関連サービスは、SaaS提供事業者向けにカスタマーサクセスオートメーションツール「pottos(R)」を提供している。既存ユーザーのヘルス状況(サービス利用状況)を通して解約予兆の把握が可能になるほか、カスタマーサクセス担当者の業務進捗を管理する機能や、ヘルス状況に応じて既存ユーザーにメールやポップアップ通知を配信して自動アプローチできるなどの機能がある。SaaS市場は拡大基調のため、早期のポジション獲得に向けて拡販を推進している。
その他業務では、子会社ポトスが2023年8月に新たな就活モデルの実現を目指し、学生向けキャリア形成支援のキャリア体験プラットフォーム「キャリポート」の提供を開始した。大学1、2年生からのキャリア形成を応援し、その応援を企業価値に転換する新しいプラットフォームである。企業は、多種多様なキャリア体験の提供を通じて学生を応援することにより、採用活動、ブランディング、商品開発といった企業価値の向上につなげることが可能になる。学生は、体験実績NFTの蓄積により自身の取り組みを可視化し、目指す将来像の実現に向けて必要なスキルを身につけることができる。
2023年11月には「キャリポート」の大学生向けアプリの提供を開始した。2023年12月には子会社ポトスがCCCMKホールディングス(株)と協業し、若年層の声をもとに企業のブランディングやマーケティングをサポートする「マーケティング支援パッケージ」の提供を開始した。2024年4月には「キャリポート」にて、大学生が企業課題解決に取り組むZ世代のキャリア研究チーム「LitLab.(リットラボ)」を立ち上げた。
2024年5月には子会社ポトスが、戦略就活塾「Abuild就活」を運営するNINJAPAN(株)と業務提携した。同社が有する受験生との接点及びポトスが有する大学1~2年生との接点と、NINJAPANが有する就活塾としての豊富な就活支援実績を組み合わせることにより、より一層質の高いキャリア支援サービスを展開する。提携の第一歩として2024年10月に、企業の新卒採用ブランディング支援サービス(大学生及び保護者への意識調査、調査をもとにした採用ブランディング動画コンテンツの制作、視聴者参加型メディアの共同運営)の提供開始を予定している。
6. リスク要因・収益特性
情報システム産業における一般的なリスク要因としては、企業のIT投資抑制、受託開発案件の不採算化、技術革新への対応遅れなどがあるが、同社の場合はシステム運用(情報処理システムのアウトソーシング)を主力としているため、受託開発の不採算化リスクが小さい。一方で、情報セキュリティ、個人情報保護、品質管理などへの対応がリスク要因となるが、国際認証規格精度「ISO/IEC27001」などを取得してセキュリティマネジメントに取り組んでいる。なお同社の収益に関する季節要因として、大学入試業務をはじめ売上高・利益とも第4四半期(1〜3月)に偏重する特性がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
■ODK解決方案<3839>的業務概述
4. 常規業務(醫療相關服務、人才培養支持相關服務)
常規業務是指利用過去積累的數據處理技術,開拓醫療相關服務、人才培養支持相關服務等新領域的服務。
醫療相關服務涉及(株)Falco Biosystems(於2016年8月與Falco Holdings進行業務和資本合作的子公司)的臨床檢查相關係統運營業務、醫療系統用平板產品的銷售和應用開發等。
人才培養支持相關服務是指,於2022年7月接管了從KUSSIM處轉讓的電子學習平台“SLAP”、“iStudy(R) LMS”的提供和電子學習材料的開發和銷售。除了與大學入學門戶網站“UCARO(R)”協同創造外,還計劃提供與電子學習、按需學習和企業培訓相關的全面解決方案。
5. 其他業務(集團公司等)
客戶支持相關服務提供面向SaaS提供商的客戶成功自動化工具“Pottos(R)”。通過了解現有用戶的健康狀況(使用狀況),可以預測解約的跡象,並具有管理客戶成功負責人業務進度的功能,可以根據健康狀況向現有用戶發送電子郵件和彈出通知等自動接近功能。由於SaaS市場處於擴張趨勢,因此正在推動擴展以儘早獲得位置。
其他業務中,子公司Potos開始提供面向學生的職業形成支持職業體驗平台“Careerport”,並旨在創造與大學入學門戶網站“UCARO(R)”的協同效應。通過提供各種職業經驗支持學生,企業可以通過提供各種職業經驗支持學生,從而提高企業價值,包括招聘活動、品牌建設、商品開發等。學生可以通過累積體驗成果NFT來可視化自己的努力,並獲得實現目標所需的技能。
於2023年11月開始提供針對大學生的“Careerport”應用程序。2023年12月,Potos子公司與CCCMK Holdings(株)合作,推出支持年輕人聲音並支持企業品牌和營銷的“營銷支援包”。2024年4月,在“Careerport”上創建了針對Z世代職業研究團隊“LitLab.(立特拉波)”。
2024年5月,子公司Potos與管理戰略求職班的NINJAPAN(株)合作。通過結合其與考生的接觸點及Potos與大學1~2年級學生有的接觸點,以及NINJAPAN作爲就業研究班的豐富就業支援經驗,將展開更高質量的職業支援服務。首先,作爲合作的第一步,在2024年10月計劃開始提供企業的新畢業生招聘品牌支援服務(面向大學生和家長的調查、製作以調查爲基礎的招聘品牌視頻內容、共同管理觀衆參與型媒體)。
6. 風險因素・收益特性
一般的信息系統行業的風險因素包括企業的IT投資壓抑、受委託開發項目不賺錢、對技術革新反應遲鈍等。但是,在這種情況下,由於以系統運營(信息處理系統的外包)爲主導,不賺錢的受託開發風險較小。另一方面,對信息安全、個人信息保護、品質管理的應對成爲風險因素。但是,該公司已獲得國際認證標準精度“ISO/IEC 27001”等,並正在致力於安全管理。此外,該公司的收益具有季節性特點,大學入學考試事務及營業收入、利潤都偏向第4個季度(1~3個月)的特性。
(撰寫: FISCO特約分析師 水田雅展)