■12営業日連続で1000億円を割り込む
先週から今週にかけて(4月30日~5月10日)の新興市場は反発。4月26日終値に対する騰落率は、日経平均が+0.78%だったのに対して、グロース市場指数は+0.80%、グロース市場250指数は+0.87%とほぼ同じような反発となった。日本政府の円買い・ドル売り介入とみられる動きによる為替乱高下のほか、プライム銘柄の決算発表が先行したことなどから、グロース市場の関心はより低下し積極的な売買は手控えられた。
売買代金はグロース市場が誕生した2022年4月以降、最長となる12営業日連続で1000億円を割り込むなど商いは閑散。グロース市場指数、グロース市場250指数ともに、朝方上昇しても、買い一巡後は上げ幅縮小もしくはマイナス圏に突入するなど弱い地合いが続いた。週末にかけては、決算を発表したサンウェルズ<9229>やBASE<4477>が大幅高となったが、JTOWER<4485>は急落するなど時価総額が大きい主力株は引き続きまちまち。
個別銘柄では、GreenEnergy & Company<1436>は株主優待拡充が材料視されて買い優勢となった。GMO TECH<6026>、Arent<5254>は決算が材料視されて買われたほか、売れるネット広告社<9235>は短期資金が流入し急騰。トラース・オン・プロダクト<6696>はAI電力削減ソリューションの技術が日本で特許登録されたことで上昇した。一方、決算が嫌気されてサイバー・バズ<7069>、データホライゾン<3628>、デコルテHD<7372>が売られた。また、直近IPO銘柄のカウリス<153A>、コージンバイオ<177A>、Will Smart<175A>、ダイブ<151A>、レジル<176A>も売り優勢となった。
■主力処の決算がピークを迎える
来週の新興市場は、時価総額が大きい主力処の決算がピークを迎えることから、売買代金は1000億円台を回復しそうだ。10日の引け後に決算を発表した弁護士ドットコム<6027>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、ispace<9348>の動向に注目が集まろう。
好決算だった弁護士ドットコム、GMOフィナンシャルゲートは素直に買われる展開となりそうだ。一方、ispaceは前期が営業損失55.0億円と前年比で赤字幅縮小となったのに対し、今期営業損失は131.1億円と赤字幅が大幅拡大の見通しとなっており、市場がどう捉えるか注目したい。
来週は13日に、カバー<5253>、アドベンチャー<6030>、14日にトライト<9164>、ライフネット生命保険<7157>、15日にウェルスナビ<7342>、フリー<4478>、スカイマーク<9204>、セーフィー<4375>、ジーエヌアイグループ<2160>の決算発表が予定されている。グロース市場が盛り上がるような核となる銘柄が出てくるか期待したいところだ。
グロース市場指数、グロース市場250指数ともに4月に年初来安値をつけた後は下げ渋っている。「閑散に売り無し」といった地合いではあるが、接近している25日移動平均線上回ってくると反発基調は強まると考える。主力処の決算発表後に核となる銘柄が出て売買代金が1000億円をコンスタントにクリアしてくれば、グロース市場見直しの機運も強まろう。
■連續12個工作日削減至1,000億日元以下
新興市場從上週到本週(4月30日至5月10日)反彈。相對於4月26日收盤價,漲跌幅幾乎與日經平均指數相似,爲+0.78%,而成長市場指數爲+ 0.80%,增長市場250指數爲+ 0.87%。除了由於日本政府的日元買入/美元銷售干預而導致的匯率波動外,由於優先公佈Prime股票的財務業績等,以及避免了激進交易,對成長型市場的興趣進一步下降。
自2022/4增長型市場誕生以來,銷售一直平靜,交易價格連續12個工作日跌破1000億日元,這是最長的。儘管成長市場指數和增長市場250指數在上午均上漲,但它們仍然疲軟,漲幅在第一輪買入後縮小或進入負值區域。上週末,公佈財務業績的Sunwells<9229>和BASE <4477>大幅上漲,但市值較大的主要股票繼續漲跌互現,例如JTOWER(4485)的大幅下跌。
至於個股,GreenEnergy & Company <1436>成爲買入優勢,因爲股東權益的擴大被視爲一項重要內容。GMO TECH <6026>和Arent <5254>是根據財務業績被收購的,流入可銷售的互聯網廣告公司<9235>的短期資金猛增。自從人工智能降電解決方案技術在日本註冊爲專利以來,Truss On Product(6696)一直在崛起。同時,財務業績令人反感,Cyber Buzz<7069>、Data Horizon<3628>和Decollete HD <7372>均被出售。此外,<177A> 最近的首次公開募股品牌Kaulis<153A>、Cojin Bio、Will Smart <175A>、Dive <151A>和Regil<176A>也具有銷售優勢。
■總部的財務業績正處於巔峯時期
下週在新興市場,交易價格可能會回升至1000億日元的水平,因爲市值龐大的主要力量的財務業績將達到頂峯。將吸引注意lawyer.com<6027>、GMO Financial Gate<4051>和ISPACE<9348>的趨勢,後者在10日收盤後公佈了財務業績。
誠實地說,財務業績良好的Lawyer.com和GMO Financial Gate很可能會被收購。同時,儘管ISPACE的赤字與上年相比有所縮小,上一財年的營業虧損爲55億日元,但本財年的營業虧損預計將急劇擴大,營業虧損爲131.1億日元,赤字範圍預計將急劇擴大,因此我想關注市場的看法。
下週,14日的Cover <5253>、Adventure <6030>、Tright <9164>、Lifenet人壽保險<7157>、Wealth Navi<7342>、免費<4478>、Skymark<9204>、Safe <4375>和GNI集團<2160>的財務業績定於13日公佈。我想看看核心股票是否會問世,這樣成長型市場就會變得令人興奮。
增長市場指數和增長市場250指數在4月份觸及年初至今的低點後,一直不願下跌。儘管情況 “平靜且沒有銷售”,但我認爲,當反彈趨勢升至收盤的25天移動平均線上方時,反彈趨勢將加劇。如果核心股票在主要公司的財務業績公佈後上市,交易價格不斷突破1000億日元,則增長市場審查的勢頭也將增強。