式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、メンズメイクのニーズが高まっているなか、現在メイクをしていない男性がメイクアイテムを1品使用して肌悩みを解消するだけで、「幸福感」を表すウェルビーイング指標の上昇と、ポジティブ感情の増加の両方を実証しました。この結果を受け、この初夏より、メイク提案のひとつとして “1品1分メイクテクニック”を店頭での接客やメイクレッスンの中で取り入れていきます。このテクニックは性別を問わず活用できるものです。当社は男性のメイクへのハードルも下げながら、心の充足感や幸福感などのメイクが持つチカラを広く発信していく中で、性別を問わず誰もが生活の中で気軽にメイクを取り入れられる化粧文化の創造を目指します。
※ ウェルビーイング指標の上昇のこと。
ニキビ跡に悩む肌にBBクリーム1品を使用したときの仕上がり比較
BBクリーム1品を1か月継続使用した男性たちの幸福感とポジティブ感情頻度の変化
近年、コロナ禍で自分を見つめなおす機会が増えたことで、男性がスキンケアだけでなく日常的にメイクを取り入れる傾向が高まっています。当社では、お客さまの多様な価値観を尊重し、性別を問わず一人ひとりのニーズに合わせた提案をしているなか、身だしなみを整える目的でメイクを取り入れたいと考える男性に向けては、3品程度のアイテムで仕上がるメイクテクニックを、店頭接客を通じてお客さまに提供しています。
当社では、メイクには楽しさに加えて、肌悩みをカバーして自信が持てる心のスイッチのようなチカラがあると捉えており、そのチカラを性別問わず多くの人に提供し、毎日をより前向きに過ごしていただきたいと考えています。そこで今回、「メイクは複数のステップがあるので難しく感じる」等という理由でメイクを取り入れたことがない人に向けて、メイクのハードルをさらに下げる手段を検討し、使用アイテム数やテクニック面でのステップを最小限にまで減らしても、心の前向きな変化に繋がるかどうかについて検証しました。
メイクアイテム1品使用によるウェルビーイング変化およびポジティブ感情変化の調査
使用するメイクアイテムがたった1品だけの場合でも、使用者のマインドに前向きな変化を起こすことができるかを検証するため、「ニキビ跡に悩んでおり、現在メイクをしていない男性」55名を対象に、BBクリーム1品のみを1か月間、希望の頻度で使用していただきました。使用前後でのアンケートを通じ、ウェルビーイング指標とポジティブ感情の変化を調査しました。同じニキビ跡でも悩みの部位や程度は人によって異なることから、調査開始前に個別にメイクレッスンを実施し、対象者一人ひとりに合わせて簡単な使い方を伝えました。
■対象者 : ニキビ跡悩みを有する20代の男性(50名)、30代の男性(5名) 計55名
■使用アイテム : コーセーコスメポート「マニフィーク BBクリーム」 〈日中用フェイスカラークリーム〉
■調査期間 : 2023年11月23日~2024年1月16日の中で対象者を複数グループに分けてレッスンを行い、アンケート調査を実施
■調査方法 : 使用前後で「ウェルビーイング評価のアンケート*1」「ポジティブ感情頻度のアンケート*2」を実施
*1 ウェルビーイング評価指標として主観的幸福感尺度、協調的幸福感尺度を使用
*2 ポジティブ感情頻度指標としてThe Positive and Negative Affect Schedule(PANAS)を使用
■結果 : レッスン1か月後のアンケート結果によると、参加者の92%以上が月に数回以上もしくは毎日BBクリームを使用しました。そのうち、ウェルビーイング指標に関して、69%の対象者において「過去と比較して現在の生活は幸せですか」などからなる主観的幸福感尺度が向上し、61%の対象者において「大切な人を幸せにしていると思う」などからなる協調的幸福感尺度が向上しました。また、71%の対象者において「気合の入った」などからなるポジティブ感情の生じる頻度が向上しました。
BBクリーム1品を1か月継続使用した男性たちの幸福感とポジティブ感情頻度の回答例
“1品1分メイクテクニック”について
上記の結果を踏まえ、当社のメイク提案のひとつとして、“1品1分メイクテクニック”を今年の初夏より店頭接客やメイクレッスンの中でも取り入れていく予定です。そもそもベースメイクは化粧下地やファンデーション、コンシーラーなどの工程を組み合わせて使用する場合が多いですが、1品のみを素肌に直接塗布する今回のテクニックは、これまで複数のメイクアイテムを使うことにハードルの高さを感じていた人にも取り入れやすく、かつ短時間でメイクを完了させることができます。BBクリーム以外にも、フェイスパウダー1品、コンシーラー1品というように、一人ひとりの肌悩みに合わせてアイテムを選定し、肌状態に合わせた使い方を提案していきます。
【ニキビ跡に悩む肌にメイクアイテム1品を使用する“1品1分メイクテクニック”の例】
(広範囲のニキビ跡)
①BBクリームを気になるニキビ跡に指で塗布します。
②指でトントントンとたたきぼかすようになじませます。
(部分的なニキビ跡)
①コンシーラーを気になるニキビ跡のみにピンポイントで塗布します。
②コンシーラーのついていない指で、輪郭をなじませます。
監修:コーセー ビューティクリエーションユニット
新たなお客さまづくり“3G”について
当社では、「VISION2026」の中で、グローバル(Global)・ジェンダー(Gender)・ジェネレーション(Generation)のそれぞれの頭文字をとった“3G”を、これからの新たな「お客さまづくり」の拡大領域とし、性別や年齢に捉われず、より幅広い人々をお客さまと捉え、1人でも多くのお客さまに寄り添いながら顧客の創造に取り組んでいます。このうちの「ジェンダー」については、近年増加する男性メイクのニーズに応えるため、その特有のテクニックなどを社内外に向け改めて発信し、店頭でも紹介できるようビューティコンサルタントの教育で取り入れています。なお、当社の直営店「Maison KOSÉ銀座」「Maison KOSÉ表参道」の店頭では、メンズメイクレッスンを継続して開催しており、2024年よりオンラインセミナーも実施しています。
隨着目前不化妝的男性越來越多,儀式公司Kose(總部:東京中央區;總裁:Kazutoshi Kobayashi)通過僅使用一種化妝品來緩解皮膚問題,表現出 “幸福” 的幸福感指標的提高和積極情緒的增加。爲了應對這些結果,從今年初夏開始,我們將將 “1項1分鐘化妝技巧” 納入商店的客戶服務和化妝課程,作爲我們的化妝建議之一。無論性別如何,都可以使用此技術。在降低男士化妝障礙的同時,我們的目標是創造一種化妝文化,在這種文化中,每個人,不分性別,都可以輕鬆地將化妝融入生活,同時廣泛傳播化妝的力量,例如情感滿足感和幸福感。
※ 這是幸福指數的增加。
對患有痤瘡疤痕的皮膚使用 1 個 BB 霜時的結果比較
連續使用 1 個 BB 霜 1 個月的男性的幸福感和積極情緒頻率的變化
近年來,由於 COVID-19 疫情,回顧自己的機會有所增加,因此,男性越來越傾向於將護膚品納入日常護理,還要進行彩妝。雖然我們尊重顧客的多元價值觀,不分性別提出滿足每個人需求的建議,但我們通過店面客戶服務爲顧客提供化妝技巧,爲那些想要爲自己梳妝的男士提供化妝技巧。
在我們公司,除了有趣之外,我們相信化妝還能掩蓋皮膚問題並賦予信心,我們希望爲許多不分性別的人提供這種力量,使他們能夠以更積極的方式度過每一天。因此,這一次,我們研究了進一步降低因爲 “化妝有多個步驟” 等而從未使用過化妝的人的化妝障礙的方法,並研究了將使用的物品數量和技巧方面的步驟減少到最低限度是否會帶來積極的思維變化。
調查因使用一種化妝品而導致的幸福感和積極情緒的變化
55 個 “患有痤瘡疤痕且目前未化妝的男性” 被要求按所需頻率僅使用 1 個 BB 霜 1 個月,以驗證即使只使用 1 種化妝品,用戶的想法是否會發生積極的變化。通過使用前後的問卷調查了健康指標和積極情緒的變化。由於即使有相同的痤瘡疤痕,問題的區域和程度也因人而異,因此在調查開始之前進行了個人化妝課程,並根據每個目標人群傳達了簡單的使用方法。
■目標受衆:55位有痤瘡疤痕問題的20多歲男性(50人)和30多歲的男性(5人)
■使用的物品:KOSE Cosmeport “Manifique BB 霜”〈日間彩妝霜〉
■調查時間:從2023/11/23到2024/1/16,將參與者分成多個小組並進行了課程,並進行了問卷調查
■調查方法:使用前後進行 “健康評估問卷*1” 和 “正面情緒頻率問卷*2”
*1 主觀幸福感量表和協調幸福感量表用作倖福感評估指標
*2 使用正面和負面影響時間表(PANAS)作爲積極情緒頻率指數
■結果:根據課程後一個月的問卷調查結果,超過92%的參與者每月或更多次或每天使用BB霜。其中,在幸福感指標方面,69%的目標受試者的主觀幸福感量表有所改善,包括 “你現在的生活與過去相比是否幸福” 的受試者有所改善,61%的受試者中包含 “我認爲你在讓親人開心” 的合作幸福感量表有所改善。此外,71%的目標受衆中出現諸如 “激動” 之類的積極情緒的頻率也有所增加。
連續使用 1 個 BB 霜 1 個月的男性對幸福感和積極情緒頻率的反應示例
關於 “一款產品 1 分鐘化妝技巧”
基於上述結果,我們計劃從今年初夏開始,將 “1種產品1分鐘化妝技巧” 作爲我們的化妝提案之一,納入店面客戶服務和化妝課程。首先,基礎彩妝通常是通過組合化妝底霜、粉底和遮瑕膏等過程來使用的,但是這種只將一種產品直接塗抹在裸露的皮膚上的技術即使對於迄今爲止認爲使用多種化妝品是一個很高的障礙並且可以在短時間內完成化妝的人也很容易融入其中。除BB霜外,我們還將根據每個人的皮膚問題選擇物品,例如1種麪粉和1種遮瑕膏,並根據皮膚狀況建議使用方法。
[使用1種化妝品來治療患有痤瘡疤痕的皮膚的 “1種產品1分鐘化妝技巧” 示例]
(大量的痤瘡疤痕)
① 用手指將BB霜塗抹在您擔心的痤瘡疤痕上。
② 用手指輕拍即可混合。
(部分痤瘡疤痕)
① 僅將遮瑕膏精確定位在您擔心的痤瘡疤痕上。
② 使用不含遮瑕膏的手指塗抹輪廓。
由 Kose 美容創作組監督
關於 “3G” 來創造新客戶
在 “VISION2026” 中,我們使用 “3G”,即全球(全球)、性別(性別)和世代(代)的縮寫,作爲未來 “客戶發展” 的新擴展領域,我們正在努力創造客戶,同時儘可能接近更多客戶,考慮擴大人群,不分性別或年齡。其中,“性別”,爲了應對近年來日益增長的男性化妝需求,獨特的技巧等再次在內部和外部傳播,並納入美容顧問教育,以便也可以在商店中進行介紹。此外,我們繼續在直營門店 “Maison KOSE Ginza” 和 “Maison KOSE 表參道” 舉辦男士化妝課程,自2024年起還舉辦在線研討會。