27日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比320円程度安い3万7700円前後で推移する。午前9時6分には、同470円54銭安の3万7556円75銭を付けた。現地26日の米国株式市場は、NYダウとナスダック総合指数がともに4日ぶり下落。トランプ米大統領が自動車関税に関する記者会見を行うと報じられ、警戒感が高まる格好となった。米国株の通常取引終了後、トランプ氏はすべての輸入車について25%の関税を課すことを表明。時間外取引で米株価指数先物が下落していることや、自動車関税による企業業績への影響を警戒し、売りが先行した。その後は、リバウンド狙いの買いで下げ幅を縮小しているもよう。
業種別では、全33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇している。三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が下落。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。日立<6501.T>、ソニーG<6758.T>などの電気機器株や、ディスコ<6146.T>、菱重工<7011.T>などの機械株も軟調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、SUMCO<3436.T>、三和HD<5929.T>などの金属製品株も弱い。一方、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、関西電<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が高い。
個別では、武蔵精密<7220.T>、SUBARU<7270.T>、フジクラ<5803.T>、マツダ<7261.T>、アドバンテス<6857.T>などが下落。半面、千葉興銀<8337.T>、大阪ソーダ<4046.T>、八十二銀<8359.T>、フジHD<4676.T>、新光電工<6967.T>(監理)などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(26日は150円40−42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の後半(同162円23−27銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
Provided by Wealth Advisor Company.
Comment(0)
Reason For Report